PROGRESS~瀬戸優 ペン画集

私が、彫刻家の瀬戸優さんを支援していることは以前ブログに書いたと思う。

現時点で当事務所入り口には、瀬戸さんの彫刻作品が3点とペン画1点が展示されている。

水源-紀州犬

水源-紀州犬2

polaris-コウテイペンギン

の彫刻作品三点と、

ペン画のホッキョクグマである。

この度、瀬戸優さんがペン画集を発売した。

PROGRESS (瀬戸優 ペン画集 Collection of drawings by Yu Seto) | 瀬戸 優, 小山幸彦 |本 | 通販 | Amazon

3月末頃に予約し、本日届いた。

瀬戸さんの作品の魅力は、やはり彫刻なのだという私の意見は変わらないが、それでも、このペン画に描かれた動物たちの生き生きとした表情は、多くのファンを魅了するだろうと思われる。特にオオカミや、フクロウの描写は何度見ても素晴らしい。

私が以前購入させて頂いた、ホッキョクグマ(2017)のペン画や、クロッキー3点もこの画集に含まれていて、なんだかとても得した気分になっている。(事務所にお出での際はお申し出頂ければお見せします・・・・笑)

なお、このPROGRESSには、瀬戸さんの彫刻制作に関する記述も含まれているし、彫刻の写真も載せられているので、お得感は高いと思う。

是非、手に取って頂いて、見て頂きたい画集である。

映画「つみきのいえ」~加藤久仁生監督

 1人の老人が、穏やかに暮らしていた。但し、その世界では、水が次第に満ちてくる。老人は、住んでいる部屋が水に浸かりそうになると、上の階を継ぎ足して、しのいでいる。ある日、老人はお気に入りのパイプを水の中に落としてしまう。そのパイプを拾いに潜水服で潜った老人が見たものは・・・・・。

 世界でも数々の賞を取った作品ですので、今さらという人もおられるでしょう。

 わずか十数分の短編アニメーションですが、込められたメッセージは深く広いものだと思います。

 自分の住んでいる世界は、老いるにつれ否応なく狭くなっていく。しかしその世界の奥底には、静かな想い出の世界が広がっている。その世界は、次第に、極めてゆっくりと色あせるかもしれないが、決して失われるものではなく、ずっとそこに在り続けている。そしてそれらは、人が生きていく上でなくてはならないものなのだ。これまで、老人がその人生で積み上げてきては、水に沈んでしまった積み木の家のように。

 ただ、何らかのきっかけがないと、その世界に分け入ることを人は思いつけないのかもしれない。普段の生活で想い出を忘れてしまっているように。

 しかし、きっかけを見つけることは難しいことではない。どんな些細なことであっても、そこから想いをたぐっていく気持ちさえあれば、誰でもその世界に帰ることは出来る。その世界は、もう戻ることが出来ないが故に美しい。

 けれども、その美しい世界にずっと止まることは許されない。潜水服の空気が次第になくなるように、いずれ現実に戻り、そこで生きて行かなければならないのが、人の世の常なのだ。そのような悲しい定めを人は持ちながらも、これまでの想い出に触れることは、人生を豊かにしてくれるものなのだ。ラストシーンの老人のように。

 他にも様々な思いを心に呼び覚ましてくれる映画だと思います。ナレーションなしのバージョンの方が心に響くように感じられますのでお勧めです。

連続人形活劇 新・三銃士

 ひとーつ、人の世生き血をすすり、

 ふたーつ、不埒な悪行三昧、

 みーっつ、醜い浮世の鬼を退治てくれよう・・・・・・・

 と来れば、だれだって、その続きは「桃太郎!」という決め台詞。

 そして般若の面をさっと外す高橋英樹さん演じる「桃太郎侍」登場!!・・・・・と思いますよね。

 ところがその番組で流れた続きの台詞は、「ポルトス、早く手紙をもって逃げろ」でした。

 このパロディを行った番組は、NHKで毎週放映されている「連続人形活劇新・三銃士」。おいおい、NHKがそんな民放ネタのパロディやって良いの?と思うかもしれませんが、実際に(しかも人形が)やってます。

 それだけではありません。その話の中では、ミレディが登場する場面では、「ラ・セーヌの星」の主人公のような仮面をつけて登場するし、遊んでます。間違いなくスタッフみんなが楽しんでお話をつくっているはずです。

 おそらく、三谷幸喜さんの脚色に依るところが大きいのでしょう。

 誰でも知っている三銃士のお話ですが、登場人物の台詞がそれぞれよくできていて、毎回自然に楽しめます。また、私のような中年が見ても、所々にパロディや、にんまりさせる台詞が散りばめられ、声優さんの熱演もあって、実に楽しく飽きません。パロディも分かる人だけ分かって貰えばいいという潔さで組み込まれており、意外な演出であっても決して過剰な演出や、押しつけがましい演出にはなっていないように思われます。三谷幸喜さんの才能を改めて実感させられる番組です。

 確か以前にNHK教育テレビで放映されており、一度最終回まで放映が終わったのではないかと思うのですが、現在関西地区では毎週日曜日、午前8:10~から放送されています。

 6月27日には、第13話が放映されていますが、HPであらすじも読めます。今からでも遅くはないので、ストーリーを追いかけて、ご家族でご覧になるのも楽しいかと思います。