一枚の写真から~102

初夏のブダペスト子供鉄道

初夏には開放型車両が連結される。風が心地よい。

お祖父ちゃんと孫だろうか。楽しい時間を過ごしていることが良く分かる。

年長の子供が、年少の子供を指導しながら発進の合図を送る。

もちろん女の子も、しっかり活動中。敬礼で列車を見送る。

子供というより、イケメンの兄ちゃんだけど。ちょっとかっこつけた発進の合図?

駅によっては、厳格さが違うのか、社会主義時代を思わせる厳しさを感じさせる子供たちもいた。

終点の駅にある、子供鉄道の資料が集められた展示スペース。

かつては、子どもたちの宿舎か休憩所として使用されたのではないかと思われる建物。壁にはディーゼル機関車の先頭部分があしらわれている。

一枚の写真から~101

(ブダペスト子供鉄道~続き)

途中の駅付近のベンチ。誰も座った形跡もなく、静か。

かつて年賀状にも使用した写真。よくよく見ると、列車が通過したあとの踏切を2人の人が渡っている。

途中の駅で撮影。

もし青空なら物凄く美しい絵になったと思うのだが、これはこれで、良い雰囲気が写し取れた気がする。

反対方面行きの列車を待つ多くのお客さん。私の記憶では途中の駅で数人を超えるお客さんが待っていたのはこの駅だけ。

終点の駅で、反対方面に向かう列車の出発待ちをしている客車内の少年を外から撮影。本来は透明なガラスなのだが、寒さで曇っており、結果的に妙に幻想的な絵になった。

以上ご紹介したとおり、冬の雪化粧したブダペスト子供鉄道は、かなり楽しめる。朝早めにセーチェーニ山駅から乗る方が、人が少なくて楽しめる気がする。

季候が良い時期にはオープンタイプの客車もあるので、開放感を味わいたい場合は、そちらがお薦めだ。

またディーゼル機関車ではなく、蒸気機関車が牽引している場合もあったはずなので、蒸気機関車の牽引も味があるはずだ。

一枚の写真から~100

乗客を乗せる予定ではない3両目の客車は、電灯も灯っていないし暖房も効いていないが、静かな景色を独り占めできた。

子供の駅員が対向列車を待っているところ。

外は駅名の看板も凍る寒さである。

対向列車が到着。子供の駅員が安全確認中。

信号が変わったことを確認して出発の合図。横には安全運行確保のため、大人の駅員が見守っている。

敬礼で列車が見えなくなるまで見送る。この寒さの中、大変である。

(続く)

一枚の写真から~99

(ブダペスト子供鉄道~続き)

ディーゼル機関車が牽引するかわいい客車。

子供鉄道とはいえ、機関車の運転は大人。

客車は3両連結されている。

最後尾の客車からの景色

最後尾の客車は乗客を乗せる予定ではなかったようで、暖房も入っていなかった。

ただ、最後尾客車は景色が楽しいので、寒さに凍えながら乗っていた。

検札も、もちろん子供が担当している。ちゃんと切符を確認して丁寧に行う。

これは寒さに耐えきれず2両目の車両に移った際に撮影したもの。

再び最後尾車両から撮影。

乗客が誰もいない車両であり、線路のつなぎ目を車輪が叩く音、機関車のディーゼル音が遠くに聞こえる。

静かに雪景色が遠ざかっていく。

単線なので、途中の駅で、上り下りの列車がすれ違う必要がある。

雪の中で、列車を待つ子供鉄道の駅員。

カップに入れた温かそうな飲物を飲んで、寒さを凌いでいた。

(続く)

一枚の写真から~98

ハンガリーのブダペストには、子供鉄道がある。

今回は、2007年の年末に出かけた際の写真からお示ししたい。

ブダペスト子供鉄道(セーチェーニ山駅)

社会主義教育の道具として用いられたと言われる。優秀な子どもたちしか参加出来なかったようである。

大人の監督の下、多くの業務を子どもたちが直接行っており、真面目に頑張る姿は微笑ましい。

子供駅員の活躍を見ているだけでも、なかなか楽しい時間が過ごせるので、2007年のゴールデンウィーク、2007年の年末等、私は何度か乗っている。

就業開始前の朝礼かな?

大人からの注意をしっかり聞いている様子。

駅の切符売り場。車輪に羽が生えた子供鉄道のシンボルが格子にきざまれており、お洒落な感じを受ける。

駅員さんのホームへの出入り口。

誰かがベンチにアップルジュースとリンゴを置いていた。梶井基次郎の檸檬を少し思い出させる風景だった。

切符売り場の担当も当然子供。なかなか毅然としていて賢そうだった。

簡単な英語なら理解してくれたので、身振りも交えて終点までの切符を買った。

15年ほど前の写真なので、コンピューターのモニターが時代を感じさせる。

(続く)

一枚の写真から~97

メラーノ(イタリア)のカフェ

海外のカフェでは、飲む場所によって値段が違うことがよくある。店内に座るか、オープンテラスに座るか、座らずにカウンターで飲むか、選択肢はいくつもある。

写真は、奥の座席から見えた、カウンターで珈琲を注文して頬杖をつく青年。

一枚の写真から~96

イタリアの小都市メラーノの街角で。

メラーノには、ロープウェイで行けるメラーノ2000という高原があり、そこで軽いトレッキングができる。高度2040mと2360mにカフェを備えた山小屋があった。

アイスマンが見つかって保存されているボルツァーノとは約25キロの距離。

ゆったりとした街だった記憶がある。

一枚の写真から~95

フランクフルトモーターショウの会場の外で展示されていたBMW製のパトカー。

現代の高性能化した自動車では、このようなパトカーでは取り締まれないだろう。

このパトカーが現役だった時代、事件現場にこれと同じ型のパトカーが青ランプを光らせて何台も急行している様子を見てみたかったと思わせる、可愛さがある。

一枚の写真から~94

イタリアの高級車ブランド、マセラッティのブース付近。

マセラッティの車についても、フェラーリと同様、一般客は展示ブースの車の至近距離まで入ることはできない様子だった。

招待客など、ブースに入れるお客をおもてなしする、レディ達。

ちょっと手持ち無沙汰のご様子。

一枚の写真から~93

同じく、ずいぶん前のフランクフルトモーターショウで。

フェラーリのブースでは、格好いいコンパニオンさんがいて、一般客が展示車に直接触れることは、させていない様子だった(自動車近くへの立入り自体を制限している感じ)。

当時、F1では皇帝と呼ばれた、ミヒャエル・シューマッハがフェラーリで大活躍していたはずで、ドイツでのフェラーリ人気も高かったのではないだろうか。