一枚の写真から~98

ハンガリーのブダペストには、子供鉄道がある。

今回は、2007年の年末に出かけた際の写真からお示ししたい。

ブダペスト子供鉄道(セーチェーニ山駅)

社会主義教育の道具として用いられたと言われる。優秀な子どもたちしか参加出来なかったようである。

大人の監督の下、多くの業務を子どもたちが直接行っており、真面目に頑張る姿は微笑ましい。

子供駅員の活躍を見ているだけでも、なかなか楽しい時間が過ごせるので、2007年のゴールデンウィーク、2007年の年末等、私は何度か乗っている。

就業開始前の朝礼かな?

大人からの注意をしっかり聞いている様子。

駅の切符売り場。車輪に羽が生えた子供鉄道のシンボルが格子にきざまれており、お洒落な感じを受ける。

駅員さんのホームへの出入り口。

誰かがベンチにアップルジュースとリンゴを置いていた。梶井基次郎の檸檬を少し思い出させる風景だった。

切符売り場の担当も当然子供。なかなか毅然としていて賢そうだった。

簡単な英語なら理解してくれたので、身振りも交えて終点までの切符を買った。

15年ほど前の写真なので、コンピューターのモニターが時代を感じさせる。

(続く)

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