最近は円高などもあり、海外に出かけることがなくなっているが、海外旅行は嫌いではない。
旅行社が主催するパック旅行ではなく、勝手に出かける個人旅行なので、普通なら当然押さえているはずの、名所・旧跡を見落としていることも多くあるように思う。
もちろん美術館は好きだが、それ以外にも動物園とか、人形劇場とか、墓地とか、一般的な観光客があまり興味を持たないところを見て回ることも多い。
若い頃は、観光名所なんてものは、歳をとってパック旅行しか行けなくなってからでも良いではないかという思いもあったが、今の京都のオーバーツーリズムを目の当たりにすると、引率して連れて行ってもらう観光名所は、人の群れを見に行くようなものかも知れない、と残念ながら少し億劫に感じてしまう。
写真は、プラハの人形劇場の出口から歩道方面をみたところ。
おんなじテントウ虫の帽子を被った子供たちが人形劇を見たあと、帰ろうとしていた。
みんな、楽しそうにわいわい話していたので、満足していたのだろう。こちらもついニコニコしながら見送った。
子供たちの楽しそうな姿は、どこで見ても、素晴らしい。
この子は、男の子と手をつないで、子供たちの一団の一番最後を歩いていた。
敢えて逆向きに少し斜めに帽子を被ったところに、こんなに小さくてもお洒落に気を配っている様子が窺える。
この子のさらに後ろに、引率の先生の一人がいたと記憶している。
プラハの人形劇場前にて。