武本先生お疲れ様でした。

 兵庫県弁護士会の会長選挙に出ておられた、弁護士武本夕香子先生から、選挙結果のご報告を頂きました。

 結果は残念なものでしたが、わずかな準備期間にもかかわらず、有効投票数のうち、ほぼ40%弱の得票を勝ち得ておられます。

 武本先生の目標は、本当に国民のためになる弁護士制度、弁護士が弁護士として誇りを持って生きていける制度、を目指すことです。会長に立候補されたのは、その実現のための手段に過ぎません。

 武本先生の姿勢は今後もゆらぐことはないでしょう。

 私も、武本先生をはじめ、諸先生方にご教示頂きながら、少しずつ前に進んでいきたいと思っております。

 武本先生、お疲れ様でした。

石ころがおもちゃ?

 私は、大体7:20頃に起床し、TVを見ながら朝食を取ることが多いのですが、朝のTV番組の中でお気に入りなのが、8チャンネルで放映されている「めざましテレビ」の中にある「きょうのわんこ」コーナーです。犬好きの私にはたまらないコーナーなのですが、日本犬が余り出てこないのが少し残念です。

 さて、今日のわんこは、日本犬(川上犬)でした。その犬が、石ころをおもちゃにしており、大事に何年も使っているというお話でした。

 その犬だけの特別な習性のように思われるかもしれませんが、私は違うと思います。冗談のようですが、動物は石ころをおもちゃにすることがあるのです。

 私が昔、有馬わんわんランドでレンタルしていた紀州犬(うめぞう君)も、散歩の途中で石ころを拾って、それで遊ぶことが何度もありました。私としては、石に噛みついたりして遊ぶと、歯を痛めるように思われたので、やめさせようとしたのですが、石を取り上げようとすると、うめぞう君は物凄く抵抗することが常でした。ただの石ころなのですが、一度遊び始めると、愛着がわくようなのです。

 京都市動物園でも、たぬき(ホンドタヌキ)が、おりの中で石ころをおもちゃにして遊んでいるところを目撃したことがあります。他の動物を見物した後に、もう一度見に行ってみると、そのタヌキはその石ころを大事そうに抱えて寝ていました。

 考えてみると、私も小さい頃、何の変哲もない石を宝物にしていたり、一つの石をけり続けながら帰り道を歩いたことがあったように思います。

 石ころをおもちゃにしている動物たちを笑えませんね。

法曹人口倍増計画

 今年1月30日に、鳥取県弁護士会が、弁護士人口倍増宣言達成に関する会長声明を発表しました。

 鳥取県弁護士会の弁護士人口倍増宣言は、平成12年8月に宣言されたもので、わずか8年あまりで達成されたということになります。

 上記の会長声明によると、弁護士人口(不足)の問題の解決に漕ぎ着けることが出来たということのようで、いわゆる弁護士過疎と言われてきた県でも、既に弁護士は余り始めてきたことが明らかになってきたといっても良いでしょう。

 弁護士過疎と言われていた地域でも、既に弁護士人口が余り始めているということは、従来から弁護士過疎でない地域は、既に過剰状態に陥っており、その傾向が深刻化しているということです。また、今後は全国的に弁護士過剰の状態が更に深刻化するということです。

 余っているならば、この数を維持するだけ合格させれば良いだけであり、もうこれ以上(全体的にレベルダウンしているとの指摘まで受けながら)弁護士を増やす必要はないはずです。

 文科省から法科大学院関連に2007年度だけでも210億円以上(奨学金事業含む)の税金を投入するくらいなら、むしろ今後の高齢化社会を考えて、お医者さんの育成に税金を投入する方が建設的とも思えます。

 なお、鳥取県弁護士会も所属する中国地方弁護士会連合会も、すでに2007年10月に司法試験合格者削減を求める決議を行っています。会長声明を併せて読めば、「弁護士急増の政策で既に十分な弁護士が地方にも配置された、これ以上は明確に過剰だ」ということになるのでしょう。

 それにも関わらず、弁護士人口の増加ペースを現状維持で構わないという日弁連や、大阪弁護士会の一部の方々は、何を考えているのでしょうか?

税金のお話など

 先日の日経新聞の片隅に、「日本の個人にかかる所得税などは最高税率が高すぎる。世界各国で4番目の高い水準であることが分かった。」という趣旨の記事が載っていました。

 現在の日本の所得税・住民税を併せた最高税率は50%で、高福祉・高負担といわれるデンマーク・スェーデン等に次ぐ高い税率なのだそうです。ちなみに上位3国はデンマーク(59%)、スェーデン(55%)、オランダ(52%)なのだそうです。

 北欧諸国がどこまで累進課税を行っているのか分からないので、一概に所得税の税率だけからは言えませんが、私は日本の税金は、社会福祉などのレベルに比べて、結構高い方なのではないかと思っています。

 例えば自動車にかけられる税金についても、取得・保有なんと9種類もの税金がかけられており、そのうち少なくとも4種類の税金には、30年以上も本来負担すべき税金の1.2~2.5倍の税率となっています。海外諸国に比べて2倍から38倍!の高い税金を納めなくてはなりません(JAFによる)。ちなみにイギリスの2.4倍、ドイツの4倍、フランスの13倍、アメリカの38倍なのだそうです。

 私としては、少なくとも先進国といわれる国で、平均的生活・ゆとりある生活・ちょっとしんどい生活を行う家庭をそれぞれ共通で想定し、それぞれのレベルの家庭が1年間普通の生活を送る上でどれだけ税金がかかるかを各国で試算して、比べてもらえば、実際の税金の高い安いが分かりやすくなると思うのですが、そのような比較を税務当局が行っているのを(私が不勉強なせいかもしれませんが)見たことがありません。

 消費税率に限っていえば日本は先進国より低いといったように、極めて限定した部分に関して比較はされますが、納税者からみた全体的な納税額の比較は全く明らかにされていないように思われます。しかも、良くいわれる、「消費税率については、諸外国よりも低い」という言い方も、極めてミスリーディングな表現です。

 例えば、イギリス・アイルランド・オーストラリア・メキシコは消費税率は確かに5%以上ですが、食料品については0%だそうです。つまり食料品に関しては、日本は上記4ヵ国よりも、高額の消費税率をかけていることになります。

 麻生首相も消費税率の引き上げをいう前に、本当に日本の税金は高くはないのか検証してもらいたいところです。もし日本の税金が高いのであれば、それは、諸外国では実現できている社会福祉や行政サービス等に関する経費削減が日本で出来ていないことになります。そこまで明確にならないとしても、日本の社会福祉や行政サービス等が、税金に見合ったものを提供できているか、くらいは明らかにできるかもしれません。

 いずれにしても、国民の皆様に負担をお願いする立場であれば、まず経費削減を可能な限り行ってからというのが筋でしょう。 

映画 ザ・ムーン

 原題は、IN THE SHADOW OF THE MOON 。

 これまで秘蔵されていた膨大なフィルムの中から、素晴らしい映像を選び抜き、その映像とアポロ計画の宇宙飛行士に対するインタビューを中心に進められていくドキュメンタリー映画です。

 宇宙から地球を眺めた宇宙飛行士達の言葉がとても印象的です。

「月は驚くほど美しい砂漠が支配する世界だった。手つかずの汚れなき世界。その脈動を感じる。月と漆黒の宇宙の鮮明なコントラストに思わず神秘と驚異を感じずにはいられなかった。」

「圧倒されるような経験だった。そして気付いた。己の肉体の分子も、宇宙船の分子も、クルー仲間の肉体の分子も、その原型ははるか昔に宇宙で作られたものだと。全てはつながっていて一体なのだと。他と私ではなく、万物は一つなのだ。」

「我々はなんと小さな存在だろう。だがなんと幸せだろう。この肉体を持って生まれてきてこの美しい地球で人生を謳歌することができて。」

「地球は生き生きとして雄大で、その存在は偶然の産物にしてはあまりに美しすぎる。」

アポロ計画によって、本当に人類が月面に着陸が出来たのか疑問視する見解もあるようですが、彼らの言葉から考えると、少なくとも、宇宙飛行士達は、例外なく魂を揺さぶられるような経験をしたことは間違いないようです。

 私も一度で良いから、宇宙から地球を眺めてみたいと思っています。荘厳な景色としては、宇宙から見る地球に勝るものはないようにも思います。

 公開されている映画館は少ないかもしれませんが、是非ともご覧頂きたい映画です。

選挙公報を見て・・・

 大阪弁護士会の選挙公報が届きました。今回は、会長以下日弁連代議員に至るまで、選挙無しで決まりましたので、選挙公報といっても、会長と副会長の抱負に近いものになっています。

 会長候補者の畑守人先生の、選挙公報を見ました。いろいろ書かれていましたが、目についた主張はこれです。

 法曹人口は質を維持しつつ増員する(畑先生の御主張です)。

  裁判官・検察官の増員が書かれていませんので、おそらく弁護士の増員を意図されているのでしょうが、どういう現状認識をされているのか、私には理解できません。新61期の修習生のうち2回試験合格後1ヶ月を経過しても66名が弁護士に登録できていないほど弁護士需要がない状況(本日付の日弁連ニュース)で、更に弁護士数を増やす提言をするなど、私の理解の範囲を超えています。是非その真意をご教示願いたいと思っています。

 弁護士会会長は、副会長が全員反対しても押し切ることが出来る地位だそうです。そのような地位に就かれる以上、会派上層部の意見だけでなく、個々の会員の多くの声を出来るだけ反映する義務があるはずです。

 畑先生がその義務を果たされるよう切に願っております。

弁護士武本夕香子先生の政策冊子

 兵庫県弁護士会会長選挙に、出馬された弁護士武本夕香子先生から、政策を訴える冊子(「兵庫県弁護士会の課題とこれからの司法」)を頂きました。

 その冊子は、56ページにも渡る大部のもので、今の弁護士会の直面している問題について、非常に綿密に検討された上で、多岐にわたり、簡明・直裁に指摘がなされており、これからの兵庫県弁護士会が進むべきビジョンが明確に描かれています。そればかりではなく、弁護士全体にも敷衍できる内容が多く含まれていますので、宮崎日弁連会長にも是非読んで頂いて、単位会弁護士会~弁護士全体について、今一度お考え頂きたいくらいの内容だと、私個人としては思っております。

 兵庫県弁護士会の先生方には、武本先生を支持されるか否かを別にしてでも、とにかく武本先生の政策冊子をご覧頂ければと、切に願います。真に解決すべき問題は何なのか、弁護士はどう進んでいくべきなのか等について、極めて示唆に富む内容が記載されています。決して読むために費やされた時間が無駄になるものではないと思います。

 私は、武本先生とは弁護士会も違うのですが、僭越ながら、武本先生への推薦文を書かせて頂くことが出来ました。ワード書式で添付しておきますので、興味のある方はご覧頂ければ幸いです。

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オバマ新大統領就任演説から

 本日未明、オバマ新大統領が就任式を行っていました。ライブ中継で午前3時くらいまでは見ていましたが、さすがにその後は覚えていません。

 私は英語は、とんと駄目なので、誤解があるかもしれませんが、英文を見ていると、いくつかの印象的なフレーズがありました。

But our time of standing pat, of protecting narrow interests and putting off unpleasant decisions – that time has surely passed.

To those who cling to power through corruption and deceit and the silencing of dissent, know that you are on the wrong side of history, but that we will extend a hand if you are willing to unclench your fist.

We honor them not only because they are the guardians of our liberty, but because they embody the spirit of service: a willingness to find meaning in something greater than themselves. And yet, at this moment – a moment that will define a generation – it is precisely this spirit that must inhabit us all.

Our challenges may be new. The instruments with which we meet them may be new. But those values upon which our success depends – honesty and hard work, courage and fair play, tolerance and curiosity, loyalty and patriotism – these things are old. These things are true. They have been the quiet force of progress throughout our history.

 アメリカという巨大な国は、問題点も多いけれども、その問題点を克服する力もまだ内に秘めた懐の深い国かもしれない、と思わせる演説でした。

来年度常議員になりました。

 来年度の大阪弁護士会の会長選挙に関して、私が出るという噂が流れ、某会派関係者の方から探りを入れられたりもしましたが、諸般の事情と会長・副会長経験者の先生方複数とお話しさせて頂いた結果、取りやめることになりました(マニュフェスト粗案は既に公表したとおりです)。

 ただ、大阪弁護士会常議員に無所属で立候補し、当選させて頂くことが出来ましたのでご報告させて頂きます(1月20日に、当選承諾書を提出致しました)。来年度は常議員として、微力ながら執行部の方々のお考えや常議員会の実態について、可能な限り皆様にお伝えしていこうと思っております。

 そもそも、私達は大阪弁護士会の弁護士は、大阪弁護士会の執行部が何をやっているのか、常議員会でいかなる議論がなされてきたのか、あまりに無関心すぎたのかもしれません。そして、若手もあまりにも声を上げなさすぎたこともあるようにも思います。

 弁護士の業界が安泰である時代はそれでも良かったのでしょう。誰が執行部に就任し、どんな政策を行おうと、個々の弁護士は少なくとも大して影響を受けない時代だったからです。今の弁護士激増策は、経営基盤を築き、すでに十分稼がれたお偉方にはそう影響しません。しかし、若手・今後弁護士になろうとする人達には非常に大きな影響を与えます。本来育てていくべき若手に対して、負担ばかり押しつける政策が本当に正しいのでしょうか。若手の将来に負担を強いるのであれば、若手の意見を聞くのが本筋ではないかと私には思えます。

 日弁連も司法修習を終了し、2回試験にも合格しながら、弁護士登録をしなかった人が相当数いることは把握しているはずです。どうして、その数を公表して、弁護士不足をいいつのる学者やマスコミに対して、弁護士過剰時代の現実を広く訴えないのでしょうか。

 執行部が選挙のときしか若手の意見を聞こうとする姿勢を見せないのであれば、私達若手がその手段を作らなければならないときに来ているのかもしれません。もはや会派の談合で進めて良い時代ではないように思います。

 会派横断的に若手の意見を集約し、執行部に申し入れる、継続的な組織が必要なように考えています。

終章~エピローグ  チャゲ&飛鳥

 先日、人気グループの、CHAGE&ASKAが今月をもって解散するとの発表がありました。

 私は、チャゲ&飛鳥の大ファンというわけではなかったのですが、その昔FMラジオで聞いた頃から、チャゲが作った、この「終章~エピローグ」という曲が大好きです。

 今朝の京都は本当に底冷えのする寒い朝でした。通り過ぎる自動車にも屋根に雪を載せたものが何台か見られ、鴨川に架かる橋もうっすらと雪が残り、凍結していました。

 しかし、鴨川の橋の上から北を見ると、雪化粧した山々が白く輝き、空はとても高く感じられました。風が吹いているわけでもないのに、高い空を背景に微かな風花が数片、朝日を纏って落ちてきました。不思議なほどゆっくりと、そして当たり前のように音もなく。

 ほんのわずかな時間でしたが、足下を気にしながら通勤通学の人たちが行きかう橋の上で、数片の朝日に光る風花が地面に触れ、そして触れると同時にその色を失って消えてしまうまで、私は、眺めていました。

 そのとき、本当に理由もなく、この曲を思い浮かべてしまいました。自分でもなぜだか、全く分かりません。ただ、時々そのようなことが、私にはあるようなのです。

 ずっと以前にM君のことをブログに書きましたが、この曲は、大学時代のグライダー部の同期生で、不慮の死を遂げたM君が好きだった曲でもあります。彼がカラオケボックスでこの曲を歌い、少し照れくさそうに「これは名曲やで」といっていた情景も一瞬よぎったような気がしました。

  もし機会があれば聞いて頂ければ、と思います。