選挙公報を見て・・・

 大阪弁護士会の選挙公報が届きました。今回は、会長以下日弁連代議員に至るまで、選挙無しで決まりましたので、選挙公報といっても、会長と副会長の抱負に近いものになっています。

 会長候補者の畑守人先生の、選挙公報を見ました。いろいろ書かれていましたが、目についた主張はこれです。

 法曹人口は質を維持しつつ増員する(畑先生の御主張です)。

  裁判官・検察官の増員が書かれていませんので、おそらく弁護士の増員を意図されているのでしょうが、どういう現状認識をされているのか、私には理解できません。新61期の修習生のうち2回試験合格後1ヶ月を経過しても66名が弁護士に登録できていないほど弁護士需要がない状況(本日付の日弁連ニュース)で、更に弁護士数を増やす提言をするなど、私の理解の範囲を超えています。是非その真意をご教示願いたいと思っています。

 弁護士会会長は、副会長が全員反対しても押し切ることが出来る地位だそうです。そのような地位に就かれる以上、会派上層部の意見だけでなく、個々の会員の多くの声を出来るだけ反映する義務があるはずです。

 畑先生がその義務を果たされるよう切に願っております。

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