レイキャビクの港付近で。
年末年始だったので、船も新年を祝うため、ライトで装飾を施していた。
冬の北ヨーロッパは、結構寒く、夜が長い。北極圏に入ると極夜となり、太陽も出てこない。
少しでも太陽や暖かさに憧れているのかもしれないが、ヨーロッパの街の夜は、オレンジ色のナトリウム灯が街灯に使われていることが多い。
私自身が、蛍光灯やLEDの白い光よりも、白熱灯の色の方が好きだということもあるのかもしれないが、やはり、ナトリウム灯の色には旅情をかき立てる何かを感じる。
到着した空港から市街に向けてバスなどで移動する際にも、日本に多い水銀灯の白色ではなく、ナトリウム灯の街灯で街がオレンジ色に包まれているのを見てしまうと、あぁ日本から遠く離れてきちゃったんだなぁ~と、なぜか感傷的な気分になったりもするのだった。