終章~エピローグ  チャゲ&飛鳥

 先日、人気グループの、CHAGE&ASKAが今月をもって解散するとの発表がありました。

 私は、チャゲ&飛鳥の大ファンというわけではなかったのですが、その昔FMラジオで聞いた頃から、チャゲが作った、この「終章~エピローグ」という曲が大好きです。

 今朝の京都は本当に底冷えのする寒い朝でした。通り過ぎる自動車にも屋根に雪を載せたものが何台か見られ、鴨川に架かる橋もうっすらと雪が残り、凍結していました。

 しかし、鴨川の橋の上から北を見ると、雪化粧した山々が白く輝き、空はとても高く感じられました。風が吹いているわけでもないのに、高い空を背景に微かな風花が数片、朝日を纏って落ちてきました。不思議なほどゆっくりと、そして当たり前のように音もなく。

 ほんのわずかな時間でしたが、足下を気にしながら通勤通学の人たちが行きかう橋の上で、数片の朝日に光る風花が地面に触れ、そして触れると同時にその色を失って消えてしまうまで、私は、眺めていました。

 そのとき、本当に理由もなく、この曲を思い浮かべてしまいました。自分でもなぜだか、全く分かりません。ただ、時々そのようなことが、私にはあるようなのです。

 ずっと以前にM君のことをブログに書きましたが、この曲は、大学時代のグライダー部の同期生で、不慮の死を遂げたM君が好きだった曲でもあります。彼がカラオケボックスでこの曲を歌い、少し照れくさそうに「これは名曲やで」といっていた情景も一瞬よぎったような気がしました。

  もし機会があれば聞いて頂ければ、と思います。

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