人の悩み

 こういう仕事をしているので、依頼者の方の悩みをよく聞かせて頂くことがあります。完全な人間なんていないのですから、悩みがあっても当たり前です。

 ただ、私自身も悩みがちであるということから、悩むことの辛さも少しはわかる場合もあるので、若干ヒントを出させて頂くことはあります。

 そのヒントとは、「悩みの99.9%は、悩んでいても、なんら解決につながらない」ということです。悩んで良い方向に転ぶ、若しくは悪くなることが止められるというのであれば、真剣に悩むべきですが、実は(私の経験上)、悩んでも現実には全く影響しないことがほとんどです。ですから、実は、悩んでいる時間は苦しいだけでなく、無駄な時間を過ごしてしまっている場合が多いということです。

 真面目な方ほど悩みます。悩み始めてしまうことは、それは性格ですから止めようがありません。しかし、悩んで苦しくなってきた時に、一度立ち止まって見て下さい。そして、「私は今とても悩んでいるけど、この問題を悩むことで、問題は解決されるのか。悩むことで問題は良い方向に転ぶのか。」と考えてみて下さい。

 ほぼ99.9%は、悩んでも解決につながらないことに気付かれるはずです。つまり、その悩んでいる時間はあなたの人生にとっては無駄になっている可能性が高い時間です。無駄な時間であると気付けば、別のことをしてみても罰は当たらないでしょう。ちょっと気分を変えて散歩するだけでずいぶん楽になる場合もあります。

 そうはいっても、すぐまた悩んでしまうこともあるでしょう。真面目な方ほどその傾向が強いようです。それでも、もう一度立ち止まって、悩むことで解決につながるのか考えてみて下さい。このように立ち止まる癖をつけると少し楽になってきます。

 もう一つのヒントは、悩みを他人に相談することですが、これについては、また追ってお話しする機会があるかと思います。

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