先週の土曜日、今年も大阪市立高倉中学校の職業講話の講師として呼んで頂いたので、講師を務めてきた。
職業講話は、様々な職業を知ることで、職業観・勤労観を育むとともに、主体的に自らの進路を切り開く能力を身に付けさせることを狙いとしているそうだ。
私が高倉中学校に初めて呼んで頂いたのはだいぶ前で、私のパソコンに2007年のレジュメが保存されているので、少なくとも15年前から呼んで頂いていることになる。
途中どうしても避けられない用事で数回欠席したことはあるが、それ以外は、毎年講師を依頼され、努めさせて頂いているように思う。
ほぼ毎年、伺うことになっているが、他の講師の方々は大体変わられるので、おそらく一番の古株は私であるのは間違いないだろう。
生徒さんは、中学1年生であり、まだ生意気になっておらず、小学校7年生という感じで、かわいいものである。
そこで弁護士の仕事内容や、勉強の仕方等を話させてもらうのだ。
私は、小学校のローマ字のテストで0点しか取れなかった経験があるので、「ローマ字0点でも私くらいにはなれます。0点でなかった人はもっと上に行ける可能性がありますよ。」と話すと、子供の顔が明るくなることもある。
そして私なりの勉強の仕方などを、普通の子向け、勉強が苦手な子向け、優秀層向けの3つに分けて紹介する。
しかし、毎年、一番強調していることは、目標を立てることは大事だが、目標から近づいてきてくれることはない、ということである。
学校の先生は、目標を立てるように言ってはくれるが、目標を立てただけではダメで、自分から目標に近づいていかないと永遠に目標に届かないという最も大事な点は、強調してくれないことが多いのだ。
目標を立てること、立てた目標に向かって勇気を持って歩き始めること、そして歩き始めたら歩き続けること、これを頭の隅にいつも置いておくように生徒さんにはお願いしている。
もちろん講師料は、僅かである。
しかし、生徒さんの様々な感想文が送られてくるのが楽しみで、毎年続けている。
さて、今年の感想文はどんな内容のものが届くのだろうか・・・。