私がNZを旅行する際には、レンタカーでまわることが多い。
これは、NZでは、日本とほぼ同じく右ハンドル左側通行であること、公共交通機関が余り発達しておらず、自由に観光することを考えた場合レンタカーが最も便利であること、が主な理由だ。
とはいえ、人間よりも羊の方が多い国なので、かつて何度か、牧場から逃げ出して、とっとこ道路を歩き回っている野良羊を何度かみたことがあった。牧場近辺には牧草が生えているような土地も多いため、牧場から逃げ出しても十分食べていけるのだろう。
野犬もそんなにいないのかもしれないが、羊ものんびりしたもので、一匹で気ままに歩き回っているように見えた。
今回は、野良牛が道路をふさいでいた。しかも母牛と子牛2頭の合計3頭だ。
私は、牛が移動するまで待とうと路側帯に車を駐めたが、後ろから来たBMWが牛を躱して前に出ようとした途端、母牛に威嚇され、睨まれていた。
どんな生き物でも、子連れの母親は強いものだと、妙に感心した覚えがある。