日弁連総会に行ってきました。

 先週の金曜日に日弁連総会、土曜日・日曜日に日本刑法学会がともに東京であったので、参加してきました。

 日弁連総会では、予算・決算の承認の他、日弁連決議を行うことなどについて審議されました。

 私は、質問するつもりはあまりなかったのですが、予算の審議の際に、年輩の先生が車椅子用の装置をつける必要があることをさかんに仰っていたので、私も質問しても良いのかなと思い、その場で質問用紙に記載して、質問させて頂きました。

 簡単に言えば、①宣言に書かれた「市民の司法」の具体的中身は何であるのか、誰がどうやって決め、そして検証されているのか、②「法曹一元」の実現を期して大量増員を容認したはずなのに、宣言に法曹一元が全く記載されていないのは何故か、③法曹養成・法曹需要に大きな問題が生じているのに、どうしてもっと明確に指摘しないのか、というのが質問したかった内容でした。

 その場で、質問内容を短時間で考えたこと、やはり緊張したことから、きちんと質問できたかどうか自分でもはっきり分かりません。

 確かなことは、発言台に立たれる大物弁護士さんは、準備もキチンとされていて、堂々と発言されているということです。次回発言するのであれば、もっと事前の準備が必要だと痛感いたしました。

 私の質問に対しては、まあ、日弁連執行部の方々の老獪な返答で誤魔化されてしまったように思いますが、再質問を希望されていた方々もいましたので、敢えて再質問はしませんでした。しかし、日弁連執行部の方のご回答で納得できた点は、正直言って皆無でした。

 決議案の裁決後、ホテルに帰ろうとしていた際に、議場出口で、大阪弁護士会の畑会長にお会いしました。畑会長は「わざわざ、お疲れ様でした。」と、お声を掛けて下さいました。 

 日弁連総会に出席した感想としては、執行部の結束は相当堅いという印象です。会派の統制も相当なされているのでしょうが、執行部案は圧倒的多数で可決されていきました。

 私としては、日弁連執行部の方が、司法改革・法曹人口激増の問題点について虚心坦懐に見つめ直して下さることを期待しているのですが・・・・・・・・。

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