年甲斐もなく・・(ライセンス取得記9)

 慣熟走行後に、事務局でスポーツ走行の料金を支払う。

 予約自体はOIRC入会申込の際に完了していたので、電話予約していることを告げて料金を支払う。30分のスポーツ走行でかかる費用は税込6600円(平日なら6160円)である。支払いが済むとチケット(走行券)を手渡され、このチケットを走行時にピットロードメインポスト下で係の人に手渡せば良いらしい。

 さらに、スポーツ走行の際にゼッケンが必要だとのことなので、シール式のゼッケンを購入する。一枚税込220円、番号は1~9のうち好きなものを選べるそうである。これをボンネット、左右のドアに貼り付けるので、3枚購入(合計660円)する必要がある。

 スポーツ走行は13:55~14:25の時間帯だったので、昼食を取る時間は十分にある。

 岡山国際サーキットは山の中にあり、近所に食堂など多分存在していないと思われる。また、近くのコンビニで軽食でも買おうと思っても、どこに行けば近くのコンビニがあるのかすら分からない。

 まあ、バブル期にF1が開催されていたサーキットだし、きっと豪華だったレストランなのだろうから、バブルのあだ花を一度は経験しておこうと思って、サーキットレストランで昼食を取ることにする。

 レストランは、税込2200円のワンメニューである。

 日替わりメイン料理と冷菜・スープ・デザート・珈琲・烏龍茶付き、本日のメインはビーフステーキらしい。昼食チケットもOIRC事務局で販売しているので、そこで買ってから、レストランに向かうことになる。

 レストランは、古かったがやはりバブル期の影響で不必要に豪華に作り上げられたのだろうということが伺え、面白かった。

 窓側の席に座れば、サーキット走行をしているバイクや自動車が一望できる。
 ホームストレートから、1コーナー、2コーナーまで見通せる席で、のんびりとステーキを食べた。結構美味かった。

 広い窓からは、既に生産中止になってから相当の時間が経っているはずのホンダ・インテグラや古い型のシビックが、あり得ないようなスピードでストレートをぶっ飛ばしていく。公道を走れないレース専用車両VITAも数台走っている。こいつがまた阿呆みたいに早い。

 正直、こんな奴らと一緒に走るんかいな・・・・と少しブルーになりかけるが、こっちの車だって3リッターターボ、306馬力なので、こっちの目的はAライだし、それなりに壊さずに走れればいいや、と思う。

 なんせサーキット内での事故は全て自己責任である。

 4輪走行の注意点にも「サーキット走行及びレースは各自の自己責任の上で成り立っており、起きてしまった事故を他人のせいにして賠償請求などをしないこと」と明記されているし、事故によりサーキットの施設に被害を与えた場合は、税込でいくら請求されるかについても明らかにされている。

 ただ、仮にサーキットのシグナルフラッグを無視した奴に事故を起こされた場合(例えば赤旗が示され、レース・走行中止・追い越し禁止がオフィシャルから指示されているのに、それを無視した車両に追突された場合など)はどうなるのか、少し研究の余地があるかもしれない、などと職業柄つい思ってしまった。

 それはさておき、走行開始時間が近づいてきたので、車に戻り、ゼッケンを貼り付ける。シール式なので簡単に貼り付けることができる。ただし1回使い捨てになるので、経済的に考えれば折り曲げ可能なマグネット用紙にゼッケンシールを貼り付けて、再利用できるように考えた方がお得だよなぁ・・・と思った。

 また、灯火類(ヘッドライト・テールランプ)に、飛散防止用の養生テープを貼る。ただ、あとで他の車を見たところ養生テープを貼っていない車もいた。OIRCの注意書きには、ガラス飛散防止のテーピングをするよう指示があったので、ガラスが飛散しないプラスチック製の灯火カバーだとテーピング不要なのかもしれない。機会があればOIRC事務局に聞いてみようと考えている。

 時間が迫ってきたので、ヘルメットとグローブを着用し準備を整える。どこからピットロードに入ればいいのか分からないのだが、今朝もらったピット割では、OIRC会員は1番~5番と指定されているので、そちらを見に行く。すると、ピットガレージ内に走行用の自動車やバイクを置いている人がそこそこいるので、ここを通ってもええんかな?と疑問に思う。

 ピット割の紙を良く読むと、「ピット使用者様同士譲り合ってご使用ください」との注意書きがあったので、「まあ通過してもかまわんだろう。なんか言われたら、譲り合いって書いてるやん、と誤魔化せばええやろ。」と年齢相応に厚かましく考えて、通りやすそうなピットガレージを、素知らぬ顔で通過してピットロードに入る。

 ピットロードを進むと、コントロールタワー下あたりで、係員の方が出てきてチケットを受け取って確認し通してくれる。他の車両の多くは、どうもコントロールタワー横からピットロードに入っているようで、今回はともかく、次回からそうしようと心に誓う。

 メインフラッグタワーのシグナルは、グリーン。

 コースイン可の状態にあるという合図である。

 

おっかなびっくりではあるが、初めてのサーキットスポーツ走行の開始である。

(続く)
 

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