弁護士業務実態報告書2020から~3

(事務所の経営形態はどのような傾向にあるか?)

☆全体の傾向
・1名の弁護士のみが経営に携わる事務所  42.2%
・複数の弁護士が経営に携わる事務所     44.4%
・法人経営の事務所             12.7%
・その他                  0.7%

※2010年との比較では法人経営の事務所5.6%→12.7%と倍増している
※2010年との比較では複数人が経営する事務所が増加傾向にある。

☆地域による傾向
※高裁不所在地の比較データしかないが、2010年との比較で
 個人経営事務所が68.0%→47.3%(減少)
 共同経営事務所が23.3%→37.4%(増加)
 法人経営事務所が 7.3%→14.9%(増加)
※ 全国に支店を持つ弁護士法人の増加が関連しているのではないかとの指摘。

☆期別による傾向(法人経営の事務所に所属する割合)
・70期以降    31.9%
・66期~69期  19.7%
・60期~65期  13.2%
・54期以前     7.0%未満

※法人経営形態の事務所で期の若い弁護士が多く活動する傾向がある。

※全国に支店を持つ弁護士法人が、TVCM等を利用して顧客を集め,その事件処理のために期の若い弁護士を多く採用している可能性が考えられる(私見)。

☆性別による傾向
(男性)
・1名の弁護士のみが経営に携わる事務所  43.6%
・複数の弁護士が経営に携わる事務所     42.4%
・法人経営の事務所             13.2%
・その他                  0.8%
(女性)
・1名の弁護士のみが経営に携わる事務所  35.7%
・複数の弁護士が経営に携わる事務所     53.8%
・法人経営の事務所             10.2%
・その他                  0.3%
※複数弁護士が経営に携わる事務所に女性弁護士が所属する割合が高い。この傾向は2010年調査時も同様であるとのこと。
※2010年調査時での法人経営の事務所に所属する弁護士比率は男性・女性とも5.5%であったことと比較すると、法人経営に所属する弁護士の割合が大きく増加しているといえる。

(続く)

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