私は、犬好きであるということもあって、絵本などでは悪者にされていることも多いが、犬の祖先と言われるオオカミも相当好きだ。
動物園に行ったときには、オオカミのコーナーがあれば欠かさず見に行くようにしているし、大抵は、しばらく見ている。
オオカミも動物園によって、元気さが全然違っている。概ね日本の動物園で飼育されているオオカミは、あまり元気が感じられない気がする。スウェーデンのスカンセンでも雪の上で寝ているオオカミを見たが、あまり元気はなさそうだった。
一方、プラハ動物園ではそこそこ広いオオカミの野外展示場があり、比較的自由に活動しているように感じられた。しばらく見ていると、若い一頭のオオカミが群れの掟に従わなかったのか、数匹のオオカミに焼きを入れられている場面にも遭遇した。順位が上のオオカミのうなり声にも相当迫力があったことを覚えている。
私のブログ(非公式)の方に、写真入りで載せたが、人が繁殖させたオオカミと遊べるということをネットで知り、北極圏にあるノルウェーのトロムソという街から更に遠い、人里離れた「ポーラー・ズー」に出かけたこともある。
はるばる、行ったのに、ポーラー・ズーでは、お客が少ないので今日はやらないと言われたことは、痛恨であったが、そこで見た、一頭のボスらしきオオカミは、何とも言えない威厳をもって、あたりを見下ろしていた。
その姿は、本当に格好いいものだった。
機会があれば、ポーラー・ズーに是非再チャレンジしてみたいと思っている。