ゴルゴ13,危機一髪?

 先日、深夜番組で「ゴルゴ13」のアニメーションをやっていた。

 休日前ということもあり、ボンヤリ見ていた。

 内容は、ゴルゴを倒そうとする女性スナイパーが、色仕掛けで信用させてゴルゴを罠にはめるというものだった。罠にかかったゴルゴは、数多くの敵に包囲され、絶体絶命のピンチに陥る。ゴルゴは、上半身裸でなんとか、包囲網をかいくぐり、銃弾が雨あられと降り注ぐ中、かろうじて自動車に乗り込み逃走する。
 もちろん、敵も数にまかせて、多数の車両でゴルゴを追う。

 ゴルゴ逃げ切れるか!?

 緊迫の場面で、CM。

 そしてCM後、ゴルゴは相変わらずカーチェイスしながら敵からの逃走を続けていた。しかし、その場面に違和感、それもかなり強烈な違和感が。

 理由は簡単・・・・・力いっぱい逃走中のはずのゴルゴは、しっかりと、シートベルトをしていたのだ。もちろん上半身は裸のままだ。

 そもそも、違法な仕事を請負うゴルゴにどこまで遵法精神があるか不明だが、とにかく銃撃を受け自らの命が危険にさらされているような緊急時である。シートベルトをしていては敵に殺されてしまうだろう。

 この場面だけで、リアリティはゼロまで落ちた。

 確かに、法律は守らなければならないんだが、エンディングで必ず「このお話はフィクションです」と表示されるのだから、フィクションの中だけでもリアリティを追求して欲しかった。
 私がいうのも何だが、最近のテレビメディアは理不尽な批判を怖がる余り、表現の本質を見失っているような気もしないではない。

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