東電の情報公開対応

 先週末、1号機のメルトダウンをようやく認めたが、ここにいたって、様々な福島原発の情報が東電から出されているようだ。

 問題はいつ頃その情報を把握していたかだと思う。情報を把握しているのであれば速やかに公表するべきだし、分からないのであれば分からないなりに最悪の事態はどのような事態が想定されるのかについて、明らかにすべきだと思う。

 ただ、私たち国民は、すでに、情報の小出しにより次第に、感覚が麻痺しているのかもしれず、もしそうであれば、東電の作戦にまんまとはめられてしまっているといえるのかもしれない。

 カエルを熱湯に入れても暑さで飛び出してくるが、カエルを水に入れて次第に熱していくと、熱で死んでしまうまで飛び出すことなくゆでられてしまうという、話を聞いたことがある。

 確かに、福島原発で水素爆発が起きた頃にメルトダウンの報道がなされていれば、相当問題視され、かなりの騒ぎになっていたはずだ。

 しかし、今では、「ああ、やっぱりメルトダウンしていたのね(危なかったのね)」という思いになっていないだろうか。

 メルトダウンが生じていたときの危険性は、即時発表しようが、後で発表しようが変わらないはずだが、東電の発表先送りにより、少し問題を小さく捉えがちになっていそうである。

 東電・政府の「国民ゆでガエル作戦」にはまっては、危険の本当の大きさを見失う危険があるように思う。

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