緊急告知~法曹人口問題意見交換会(大阪弁護士会)

 先だって、ブログでお話ししているとおり、宇都宮会長の会長選挙での公約実現に向け、日弁連では「法曹人口政策会議」が開催されている。

 大阪弁護士会からは、金子武嗣会長、石田法子先生、山口孝司先生、正木みどり先生、中本和洋先生、三木秀夫先生、谷英樹先生、そして私が、会議の委員として参加している。

 ただし、そこでの検討状況(かなりの激論が交わされている)は、会員の皆様には、わずかしか伝わっていないのが現状だと思われる。

 そこで、法曹人口政策会議での検討状況を会議に参加している委員から直接お伝えし、大阪弁護士会会員の皆様の御意見を頂き、法曹人口政策会議に反映すべく、意見交換会が企画されている。

 まだチラシは配られていないが、日時場所はもう決定済みだ。

 日時  2010年12月13日(月) 午後6時より午後8時頃まで

 場所  大阪弁護士会館12階1203会議室

 年末のご多忙な時期ではあるが、是非多くの方に参加して頂き、できれば多数の御意見を頂ければ、と願っている。

 ちなみに、私の見るところ、法曹人口政策会議では、この問題は全会員の将来に関わる事項でもあるので、当該問題についてのアンケート調査を行うべきだという意見も強いが、それに反対する意見も相当根強く、意見が割れており、全会員に対するアンケート調査は行われない可能性が高い。私自身、会員の意見を聞くためのアンケートも採らないのであれば、せめて会内パブリックコメントを実施して欲しいと要望しているが、これも実現するかどうか、正副会長会議・理事会会議次第という感じだ。

 また、法曹人口政策会議の構成員は、140名いるが、50期以降の委員の数はわずか12名しかいない。人数的にも多数であるはずの若い期の委員が少なすぎる構成なのだ。これでは、若い方達の意見を反映しにくい会議となってしまう可能性も高い。

 私自身も、修習期がかなり上の大先生方に、意見することは当初ずいぶんと気恥ずかしく、失礼に当たらないか、悩みながら行っていたものだ。しかし、修習期が上だろうが、同じ弁護士であり同じ弁護士会を支える会員である。正しいと信ずるところにしたがって意見を述べるのに、臆することは全くないように思う。しかも、この問題は、エライ先生に比べて今後の弁護士人生がより長い若手の方にとってこそ、大きな問題なのだ。

 また、意見してみて分かったが、例えエライ先生に反対する意見であっても、いきなり踏みつぶしたりせず、一応聞いてくれるだけの度量は、まだまだ弁護士会には残っている(但し、意見を反映してくれるかは別問題)。

 私自身、都合がつくか微妙なところもあるが、出来るだけ参加して、会員の皆様の御意見を法曹人口政策会議に反映していきたいと思っている。

 是非、多数の会員の皆様の御意見を頂けますよう、お願い申しあげます。

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