シー・シェパードの横暴

 報道によると、南氷洋で日本が行っている調査捕鯨に暴力的妨害を行っているシー・シェパードが、今度は地中海のクロマグロ漁を妨害すると宣言したらしい。

 そもそも、国際的に認められた範囲内での調査捕鯨にとやかく言われる筋合いはない。ましてや暴力的妨害を受けるいわれなど全くない。鯨を捕獲しその肉を食べることは日本の食文化でもあったのだ。それを、野蛮だというのは自国の文化が相手の文化より優れているという傲慢な無意識の表れだ。そのことは一度ブログに書いた。

http://www.idea-law.jp/sakano/blog/archives/2009/08/26.html

 上記報道によると、シー・シェパードの抗議船乗組員は、電話インタビューに「シー・シェパードは人間を含む動物全ての命を守るためにここに来ている。人体に害を与えるような物は使っておらず、けが人が出るような振る舞いは一切していない」と答えたそうだ。

 だったら、莫大な牛肉消費量を誇るアメリカで、牛の命を守ったらどうだ!一頭の鯨が生きるために大量に食われているイワシやオキアミの命は守らなくていいのか!!大地震で困っているハイチに急行すべきじゃないのか!!!

 捕鯨に対する妨害といい、クロマグロに対する妨害といい、日本をあからさまに標的としているシー・シェパードには、誰かの意図が働いていることは間違いないだろう。

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