小さい頃にはそうでもなかった施設が、年齢を重ねることによって面白く感じられるようになることがあります。
私の場合、動物園は、そのような施設の一つです。
小さい頃は田舎に住んでいましたから、滅多にない都会に出た機会などに親に連れて行ってもらうことがたまにあったくらいです。しかも、動物園を観たあとで遊園地の方が良かったなどとわがままを言ったりしたこともあるようです。
ところが、今では結構、動物園が楽しいのです。動物園もいろいろ工夫しはじめていることもあるのでしょうが、動物たちを見るのが楽しくて仕方ありません。あまり長時間いると疲れてくるのですが、それさえなければ、一日過ごしても十分楽しめる自信があります。子供の頃、何も考えずに観ていた動物に対しても、「おっ、今のは機嫌が悪いってサインかな」「突然騒ぎ出したのは動物園の係員が通ったからか」等と、いろいろ考えながら見ることができます。
こんな面白いものを子供連れだけに、占拠させておくのはもったいないくらいです。
私の現在のお気に入りは、シロクマ(ホッキョクグマ)とオオカミです。展示の仕方にもよりますが、結構長時間観ていても見飽きません。
海外旅行に行く機会があっても、時間がとれれば動物園を覗いてみます。ベルリン、バーゼル、ブダペスト、プラハ、レイキャビクなどの動物園をこれまで観ました。
それぞれの動物園の印象はそのうち書く機会があると思います。