エスカレーター

 ブダペストやプラハの地下鉄は、地上から相当深いところを走っています。駅のホームと改札口は大抵、長~いエスカレーターで結ばれています。列車が到着すると、乗客が一団となって長いエスカレーターを登ってくるので、何となく修学旅行を見ているようで面白いものです。

 ところが、そのエスカレーターの角度が急で、しかもかなりのスピードで動くので、初めて乗るときは結構勇気が要ります。お年寄りには少し大変かもしれません。しかも、写真に撮ったように、広告が斜めに貼り付けられている駅が多く、広告を見ながら下りのエスカレーターに乗っていると、次第に自分の体が前に倒れていくような不思議な感覚に襲われます。

 ちなみに、エスカレーターが4本設置してあっても、動いているのは大抵両端の2本だけという駅がほとんどで、地球温暖化対策が実施されているのかもしれません。ただし、停止して階段の状態になっているエスカレーターを歩いている人は、一人も見ませんでしたので、メタボリック対策はまだまだこれからなのでしょうね。

 それでも、数日間そのエスカレーターを利用していると、何の違和感もなく使えてしまうから不思議です。帰国した関西空港のエスカレーターが実に遅く思えてしまい、それだけでイライラしそうになってしまいました。慣れとは恐ろしいものですね。

 あと余談ですが、急いでいる人のためにエスカレーターでは、関西地方は左側を開けますが、関東地方は右側を開けているようです。ブダペストでもプラハでも、皆さん左側を開けていましたので、関西方式がインターナショナルやん、と少し嬉しくなりました。

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