春学期の大学での講義終了

 本日、今年度春学期の関西学院大学における「司法特別演習A」(全14コマ)が終了した。

 今年の春学期は、授業に関する学生の評価調査が行われた。調査はマークシートと自由記述とからなっており、法学部事務室から非常勤講師の私に対しては、学生が授業に関して自由記述で書いた調査表を渡された。

 匿名回答なので、誰が何を書いたのか分からないが、質問項目は、①この科目で良かったこと、②この科目で改善を要すること、の2点について自由記述で回答を求めるものだった。

 私の講義・演習に関しての学生諸君の評価は,概ね次の通り。

①(良かった点)について

・ペットの扱いが法律上どうなるか、契約上の問題を学習できたこと。

・先生の話が面白かった。課題をしてきて、授業で解説というスタイルがためになり、良かった。友達が増えた。

・普段余りなじみのないペット問題についていろいろ学習できたこと。まだ知識が曖昧だった民法について、さらに理解を深めることが出来たこと。

・とても実践的かつ、面白い授業だったので良かった。身近に起こりうる問題を授業でしたのでよかった。

・先生の話が面白く、授業も各自の意見を述べるなど双方向的なもので良かった。基本的な知識の復習にも役立ち、応用的な内容もあった。

・ペットというなじみがある事柄を通じて、民法や動愛法について学べ、興味が持てる授業だった。先生が丁寧にいつも説明して下さるのでとても分かりやすい。すんなり理解できた。授業外でも交流が図れ、想像以上の充実している授業だった。

・ゼミのような授業で、取り上げるテーマも動物についてで関心が持ちやすく面白かった。自分で事案について考えるというのがとても充実したと思う。

・課題の内容が様々な事例を検討するもので良かったです。

・毎回課題が出ることにより、家で勉強する機会が増え、知識が増えました。また先生の説明が分かりやすくて良かったです。

②(改善を要する点)について

・3・4限という2限連続というのが正直きついです。

・課題の量をもう少し減らして、一日の授業で解説や発表が終わるようにして欲しかった。

・特になし。凄く満足しています。有り難うございました。

・板書すこし見にくい。

・課題の量がすこし多かったのでもう少し減らしても良かったのではと思います(後半だいぶ遅れをとっていたので)。

・自分のレベルが低かったため、他の人に迷惑を掛けた気がする(もっとレベルの高い討論をしたかった人がいたかもしれない)。

 ちなみに、解説の遅れについては、最終講義でなんとか追いつきましたので、問題だけ出して回答無しということは、なんとか避けることができました。板書の字の汚さは、なかなか直せないとは思いますので、我慢して頂くしかないように思います。隔週、3・4限連続という講義パターンは、確かに昼食後の時間ということもあり私としても相当きついものがありました(笑)。ただし、時間割については、私の本業との兼ね合いから特に大学側にわがままを聞いて頂いているので、これも改めることは難しいかもしれませんね。

 私の予定では、獣医さんの医療過誤などについても、触れていきたいと思っていたのですが、そこまで進めなかったのは、ちょっと残念です。

これからレポートを読んで採点・単位認定する作業が残っていますが、学生諸君のお褒めの言葉に緩むことなく、きっちり採点しようと考えています。

 出席されていた学生の皆様、お疲れ様。今後も身体に気をつけて頑張っていって下さいね。

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