先日、知人から、今年は諏訪先生からの年賀状のブログ記事がないね、と指摘されたので念のため書いておく。
今年も、画家である諏訪敦先生から年賀状を頂くことができました。
諏訪先生のブログやツイッターを拝見する限り、相当お忙しくされていたご様子だったので、今年はお忙しくて無理かもしれないと思っていたから、余計に嬉しかった。
昨年の個展で展示されていた、「Yorishiro」の絵はがきで頂いた。
だから、その絵はがきを見た際に、昨年11月に実際の個展で「Yorishiro」を見た際に感じた想い、また、絵の前で絵を見ずに椅子に座っていても目の前にその絵があるというだけで、視覚を介さずに私の感覚へと直接放射されてくるかのような澄みきった想いを感じながら、半ば呆然と佇んでいたときの自分の心の感覚が、蘇った。
月並みの言葉かもしれないが、やはり芸術って凄いと思う。
身体の疲れは休息で回復出来るけれど、心や精神に、日々知らぬ間に積もっていく疲れや汚れは、やはり美しい自然や、芸術でないとリカバー出来ないような気がする。
少し無理してでも博多まで出かけて、諏訪先生の作品を見ることができて、本当に良かった。
頂いた年賀状を眺めながら、私は再度そう思っていた。
ps 「Yorishiro」には、加古隆さんのピアノ曲「白梅抄-亡き母の」が、よく合う気がする。