中学校で講演をさせて頂くときに、よく、
「目標を立てることは大事だけど、それだけじゃあ~ダメなんだよね~。」
ということもお話しさせてもらいます。それを聞くと中学生は「えっ!どうして!?目標はたてんとアカンのと違うの?」という顔をすることが多いのです。
学校の先生や親御さんは、目標が好きなのか、「目標を立てなさい」、「計画を立てなさい」、としょっちゅう言ってくれたりしますが、目標を立てただけではダメなんだ、ということまでは、あまり言ってはくれません。
目標を立てることは確かに大事ですが、目標を立てても目標からやって来てくれて、自然に目標が達成出来ることなど、ありません。
「俺は大学に行きたいんだ~」と思っていれば遊んでいても大学に合格出来るなんて、楽な話が世の中に転がっているはずがありません。
このように、大学に進学しようという目標があるのであれば、その目標に向けて必要な学力を自分で貯えないと合格出来ません。
目標に向かって自分から近づいていかない限り、永遠に目標には届かないのですね。当たり前のことですが、つい忘れがちになる肝心な点です。
そこまではっきり言ってあげないと、なかなか中学生は、目標を立てる意味が理解出来ないように思います。
そして目標を決めたら、すぐに歩き始めること。歩き始めたら続けること。努力を続けている間に他の人にいろいろ言われても負けないこと。
そのようなことを、中学生にお話しさせて頂きます。
私としては、できるだけ早い時期に、未来を担う子供達に話しておきたい事項が多いので、できれば中学1年生にお話し出来るほうが、いいなと思っています。
幸い、毎年講演に呼んで下さる中学校もあり、来年1月に講演の依頼を頂きました。
また、前途洋々たる中学生諸君にお会い出来ることが楽しみです。