馬鹿馬鹿しいお話しを一つ・・・

 現在の日弁連会長の任期がほぼ1年残っている現状で、気が早い話と思われるかもしれないが、次期日弁連会長選挙を見据えた戦いが大阪で始まっている。

 なんでも、次期日弁連会長は大阪弁護士会選出の候補がなると目されている(次は大阪の番)こともあって、大阪弁護士会内ではその前哨戦が始まっているように見える。
 実質上、名乗りを上げている状況にあると目されているのは、いずれも大阪弁護士会で会長を勤めた経験を持つK先生とN先生だ。もし大阪で調整がつかず、日弁連会長選挙にK先生、N先生とも立候補などした日には、眠れる虎の髙山派に会長の椅子をさらわれるおそれもゼロではない。そこを牽制してか、大阪で日弁連会長候補を一本化できない場合は、東京からも候補を出すとの情報もあり、大阪で一本化できるかどうかはかなり大きな問題となりそうだ。

 とはいえ、まだ選挙期間中でもなく、事前の選挙活動は選挙規定の違反になるだろうから、面と向かっては選挙活動はできない。○○の会などを立ち上げて賛同者を募っていくのが、実質上の選挙活動となる。K先生・N先生両陣営とも、例にもれず、○○の会が出来上がっている様子だ。

 以前、日弁連会長選挙の際に山岸候補(後に会長当選)が、「弁護士未来セッション」なる団体を立ち上げ、豪華なパンフレットを全会員に配り、目立つホームページを掲げて、「活動する」と宣言していたが、結局、山岸氏当選後は、私の見る限り何にもしてくれなかった。餅を絵に描いただけで、終わってしまった。
http://www.idea-law.jp/sakano/blog/archives/2011/09/16.html

 本気で弁護士の未来を心配してくれていたのなら、弁護士を取り巻く環境がさらに悪化している現在では、弁護士未来セッションは、なおさら活動してくれていなければならないはずだが、今は、弁護士未来セッションのホームページすら見当たらない。

 あまり会員を馬鹿にしすぎていると、どっかでツケが回ってくると思うんだけどなァ。

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