あるツイッターで、投資会社に勤める子供を持った方の投稿を読んだ。
子供さんからは、「お父さん投資で儲けようなんて無理だよ。プロが先に大きな利益をとってしまうんだから。素人は1割も勝てないんじゃないの。」と言われたそうだ。
投資会社は情報も一般人と比べて桁違いに豊富だし、場合によっては目標株価などを設定して実質上の株価操作もできてしまう。私自身の体験からしても、一般の方が、投資を専門に行っているプロに勝てる見込みは大してないように思う。
ところが、政府はNISA等の制度を導入して、素人を投資の世界に引き込むことに殊更に熱心に見える。大手証券会社が投資に関する教育を中高生に施すこともはじまったようだ。
もし、先のツイッター通りに、素人が投資の世界に踏み込んでも1割も勝てないのであれば、9割方負ける勝負に素人を誘い込もうとしていることになるだろう。
政府の目論見は、一体誰の幸せを願ってのものだろう。
本当に国民の幸せを願ったものと言えるのだろうか。