(続き)
★質の低下論について
井出氏
・質の低下については分からない。
・データがないし、抽象論で言われても分からない。
・合格者が増えているので法廷活動に関しては劣っていると言われればそうかもしれないが、500人合格時代と法曹のあり方が違っているのではないか。
・即独、ノキ弁の多さは想定外ではある。
・少数の弁護士が高い技能を保持しているやり方がこれまでのもの。2000人合格しても上位500人は今までと変わらないはず。残り1500人を社会に放出する社会と前のやり方といずれがよいのかの選択の問題。
正木氏
・司法試験委員等のヒアリングからも明らか。
・最高裁が公表した2回試験トンデモ答案集を見れば分かる。
・OJT不足は否めない。
河野氏
・LS教官は、答えにくい様子である。
・合格者増では質の低下は当たり前の部分がある。
・質の担保されていない弁護士に市民が当たってしまう可能性が高くなる。
・競争淘汰で良いといっても、本当にLSが質を担保してくれているのか。
・取り敢えず社会に弁護士を増やせばいいという考えだけで、本当の市民の利益を見ているのか。
・資格が質を保証してくれないと市民は困る。
(続く)