福島原発事故

 福島原発の事故のニュースが連日続いている。現場で頑張っておられる方々の真摯な努力には本当に頭が下がる思いだ。

 しかし、未だに実態が分からない。「基準値を超えているが、大丈夫だ」とか、「直ちに健康に被害はない」とか、 「冷静な対応を」とか言われても、国民には対処のしようないように思う。

 そもそも、基準値を超えているのであれば、大丈夫じゃないのが普通であって、基準値を超えていても大丈夫とは基準値を決めた意味がないように思う。

 直ちに、人体への影響がないと言ったって、事後的にゆっくり影響が出てくるという意味なのか、取り敢えずそのままで大丈夫なのか、さっぱり分からない。

 「冷静な対応を」といわれても、直ちに待避するのが冷静な対応というべきなのか、政府が避難するよう指示するまで待っているのが冷静な対応なのかも分からない。

 あとになって、被爆被害が出たときに、政府に文句を行っても、『「直ちに」人体に被害が出ないといっただけで、あとからも出ないとは言ってません』、とか、『「冷静な対応」とは、自分で放射能数値を測定して考えて冷静に判断してくれといっているだけで、逃げなくても良いとは言っていない』と言い訳されても困るのだ。

 政府は、生じる可能性が1%でもあるのなら、その最悪のシナリオを考え、そのシナリオにどう対処するかを明確に示すべきだし、そうでないと国民は行動の指針が立てられない。

 私は時々CNNスチューデントニュースを見ているが、かなり深刻な事態であると報道されている。

 確かにパニックを避けるために、情報隠蔽は一つの手段だ。しかし、その手段は、隠蔽しきればパニックを避けられるかもしれないというだけで、もし隠蔽しきれなければ国民はもう二度と政府を信用してくれなくなるだろう。

 危険な賭かもしれないのだ。

 私は、政府は一刻も早く正確な情報を十分国民に提供すべきだと思うし、マスコミで健康被害について大丈夫と断言している学者の言質を、マスコミの方は、きちんととっておく必要があると思う。もし嘘だったり、いい加減な解説だったら、それを信じて健康被害を受けた方の権利を守るために必要があると思うからだし、それこそが国民の知る権利に資するマスコミの使命でもあるはずだ。

 現場で働いておられる方の、ご苦労は凄まじいものがあるだろう。なんとか、被害が収まることを念じてやまない。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です