連続人形活劇 新・三銃士

 ひとーつ、人の世生き血をすすり、

 ふたーつ、不埒な悪行三昧、

 みーっつ、醜い浮世の鬼を退治てくれよう・・・・・・・

 と来れば、だれだって、その続きは「桃太郎!」という決め台詞。

 そして般若の面をさっと外す高橋英樹さん演じる「桃太郎侍」登場!!・・・・・と思いますよね。

 ところがその番組で流れた続きの台詞は、「ポルトス、早く手紙をもって逃げろ」でした。

 このパロディを行った番組は、NHKで毎週放映されている「連続人形活劇新・三銃士」。おいおい、NHKがそんな民放ネタのパロディやって良いの?と思うかもしれませんが、実際に(しかも人形が)やってます。

 それだけではありません。その話の中では、ミレディが登場する場面では、「ラ・セーヌの星」の主人公のような仮面をつけて登場するし、遊んでます。間違いなくスタッフみんなが楽しんでお話をつくっているはずです。

 おそらく、三谷幸喜さんの脚色に依るところが大きいのでしょう。

 誰でも知っている三銃士のお話ですが、登場人物の台詞がそれぞれよくできていて、毎回自然に楽しめます。また、私のような中年が見ても、所々にパロディや、にんまりさせる台詞が散りばめられ、声優さんの熱演もあって、実に楽しく飽きません。パロディも分かる人だけ分かって貰えばいいという潔さで組み込まれており、意外な演出であっても決して過剰な演出や、押しつけがましい演出にはなっていないように思われます。三谷幸喜さんの才能を改めて実感させられる番組です。

 確か以前にNHK教育テレビで放映されており、一度最終回まで放映が終わったのではないかと思うのですが、現在関西地区では毎週日曜日、午前8:10~から放送されています。

 6月27日には、第13話が放映されていますが、HPであらすじも読めます。今からでも遅くはないので、ストーリーを追いかけて、ご家族でご覧になるのも楽しいかと思います。

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