司法改革推進本部に出てみました

 法曹人口問題について、PTを作って欲しいと常議員会で大阪弁護士会畑会長に要望したところ、司法改革推進本部の法曹人口部会で同じことをやっているので、そちらに特別委職で入れて頂けるよう配慮して下さることになりました。

 その後、畑会長など執行部の方のご尽力で、司法制度改革推進本部、法曹人口部会に入れて頂いたので、ようやく今日、司法改革推進本部の会合に出てみました。

 出席して最初に感じたのは、若い方が少ない(と言うより殆どいない)なぁという感想でした。まあ、若手は現在生活基盤すら安定していないので、委員会活動に時間を掛ける余裕が全くない方も多いからやむを得ない面もあります。しかし、弁護士会の将来について重大な影響を及ぼす司法改革推進本部に若手の姿が見あたらないのは、かなり問題が大きいようにも思いました。

 こういうところで遠慮しないのが私の長所兼短所ですので、気付いたことをいくつか発言させて頂きました。法曹一元なんて現実には無理じゃないかということまで言ってしまったので、ひょっとしたら気分を害された先生もいらしたかもしれません。

 私が感じたのは、司法改革推進本部の方達は、本当に司法制度の改革について一生懸命考えている方が多いのだということですが、同時に、一生懸命すぎるあまり理想に走りすぎ、周囲が見えない裸の王様状態になってしまっていないかという危惧を抱きました。

 法曹人口部会でも、昨年の大阪弁護士会決議、日弁連緊急提言などから考えるそうですが、日々状況は変わっています。新人弁護士の就職難は、極めて深刻であり、新62期は4月段階で就職が内定している者は、約3割程度という情報も出ていました。日弁連平山元会長がほんの1年半余り前、2010年まで就職は大丈夫と大見得を切っていたのに、このていたらくです。

 常議員会に加えて、司法改革推進本部・法曹人口部会と時間を取られるのは大変ですが、できるだけ出席して、素直におかしいと思うことを、間違っていても恥ずかしがらずに述べていこうと思っています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です