日経新聞スポーツ欄コラム

 今、私が取っている新聞は、日本経済新聞である。当然、経済の記事が多く、テレビ欄も裏表紙ではない。テレビ欄については一般紙のように裏表紙のほうが便利だと思うが、日経新聞は頑なにテレビ欄を裏表紙にしない。

 日経新聞は名前通り経済に関する新聞であるため、スポーツ欄も小さめである。しかし、その小さなスポーツ欄の中に、往年の名選手のコラム欄があり、私は密かに楽しみにしていたりする。

 特に気に入っているのが、野球の豊田泰光さんとゴルフの杉原輝雄さんの文章だ。お二人とも、文章から豊富な経験に基づいた深い人間洞察が伺えたりして、非常に参考になる。

 今日のコラムは、豊田泰光さんの文章だった。

 題名は「9回2死に現れる人間性」。

 豊田さんはこう書いている。

 9回2死で回ってくる打席は一種の極限状況であり、様々な人間模様が現れる。そして、いい打者ほど見栄や外聞と無縁で、死に物狂いになれるのだという。

 敗戦は27個のアウトの積み重ねであり、27個目の最後のアウトも、それまでの26個のアウトと等分の罪しかないという思考では決して土壇場の力は生まれないそうだ。

 ・・・今年は、昨年にも増して、司法修習生の就職が困難を極めているという情報が流れている。弁護士会・弁護士全体にとって、それこそ極限状況が迫っている、土壇場の力を発揮しなければならない状況とも言えるだろう。

 この場合、最も先頭に立って行動すべき日弁連執行部、各弁護士会執行部は果たして、見栄や外聞と無縁で死に物狂いになれているのだろうか。憂慮すべき現状を引き起こしたのは、これまでの執行部の路線であり、その路線を継続して何が悪いという、26個目のアウトも27個目のアウトも同じ罪だという意識に陥っていないだろうか。

 豊田さんによれば、この土壇場での態度で、優れた執行部か否か、明らかにされるはずなのだ・・・・・・・・・。

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