第1回常議員会

 常議員会って、一体何をやっているのだ?という弁護士の方も多いでしょう。

 常議員会は、大阪弁護士会において、総会に継ぐ意志決定機関なのだそうです。もちろん審議の内容には、秘密にすべき事項もあるので、全てを公開するわけにはいきませんが、どんな感じなのかはお伝えできるかと思います。

 まず常議員会は、概ね隔週火曜日に大阪弁護士会12階の会議室で15:00~18:00の間に行われることになっています。

 席が決まっているわけではなく、出席する常議員は、会議室の入口で、自分の名前の書かれたネームプレートを探しだし、既に常議員会の当日配布資料が置かれている席に着席します(何処でも構いませんが、配付資料の無い席に座ると資料のある席に移るよう注意されます)。

 席上には、当日配付資料と、大阪弁護士会関連の規程集(弁護士会名簿くらいの厚さのもの~結構分厚い)が、置かれており、ペットボトルのお茶も1本付きます。昨日は、最近広末涼子さんがCMをしている、からだ巡茶(280cc)でした。

 第1回の常議員会ということで、議長・副議長の選出が行われます。形式上、どなたかご意見ありませんかということを、全員に聞き、○○さんが適任だと思います。と誰かがいって、それでよろしいですか、異議なし、ということで、議長と副議長があっさり決まります。
 これがおそらく完全な出来レースで、今年は議長は○○の会派の誰それ、副議長は△△の会派の誰それ、と予め決まっているようです。
 そんなことなら、やりたい人が立候補すればいいのに、こういうところは、なんだか形式を踏むようです。

 議長・副議長選出の後、常議員会議事運営に関する件についての説明があり、いよいよ審議事項の始まりです。

 審議については、担当の方が審議事項を読み上げて、賛成の方は挙手をという場合と、御異議ございませんか、と問う場合があるようです。どうやって区別しているのかまだ分かりません。

 御異議ございませんか、と議長が問う場合、若干名の方が低い声で「異議なし」とお答えになり、議長が「異議なしと認めますので・・・・・」と議事を進行していきます。おそらく、異議なしと答えておられる方は10名以下ではないかと思うのですが、はっきりとはしません。

 議事の進行は、手続きを明確に踏むためだと思うのですが、全く同じ結論(例えば「~~という理由で継続審議になる」)に至ることが明らかな議案でも、いちいち議案ごとに「御異議ありませんか」「異議なし」が続きます。個人的には第〇〇号案件から第〇〇号案件までは、~~という理由で継続審議とさせて頂きます、ご意見・御異議ございませんか、とまとめたらどうかと思うのですが、そうもいかない事情があるのかもしれませんね。(続く?)

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