ちょっと嬉しいこと

 先日、私が、弁護士森本志磨子先生と共同で担当した少年事件の少年から、大学に合格したとの連絡を頂きました。

 こういうとき、弁護士としてはとても嬉しいものです。審判後の活動は、ほぼ森本先生と森本先生のお知り合いの井上先生のご活躍にお任せしてしまったこともあり、私は殆ど少年に影響を与えることは出来なかったと思いますが、それでも、私が関わった少年が投げ出さずに頑張ってくれたこと、それ自体がとてつもなく嬉しいことなのです。

 その日、帰宅する際には京都は寒く、雪が降っていました。鴨川に架かる橋は次第に白くなりつつありました。でも、私は、なんだか嬉しくて、降る雪を見上げながら傘も差さずに、ニコニコしながら歩いて帰りました。

 まだまだ、少年には、これから長い人生が待っています。つまづいて、少し遅れたかもしれませんが、十分追いつけます。頑張って下さった森本先生と井上先生に感謝しつつも、少年には、焦らずに、着実に前に進んでいって欲しいと思っています。

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