新61期司法修習生就職状況

 月刊大阪弁護士会9月号に、新61期の司法修習生就職状況が掲載されています(p38)。

 それによると、日弁連調査によると7月11日~8月1日にかけて調査した結果では、就職未定率17%(約5.8人に一人が未定)で、300名以上が就職が内定していないとのことだそうです。6月段階の調査では就職未定率20%であったので、わずかな改善しか見られません。ちなみに、新60期の就職に関していえば、昨年同時期の調査で就職未定率8%(約12.5人に一人が未定)だったそうなので、わずか1年でさらに就職難は進展したということになるようです。

 大阪弁護士会の独自調査でも、7月14日段階で、大阪修習の新61期215名に対する調査で回答者177名中、就職内定者114名で全体の64%です。弁護士志望者のうち就職未定者は35名で、回答者中約20%が就職できずにいるそうです。

 先日の9月4日付、私のブログを見ればお分かりの通り、8月6日の臨時総会で新61期の合格者数を容認する8号議案に賛成された方は1100人以上いたはずです。その中で経営者弁護士の数も相当数あるはずです。どうしてその方達は、新61期を採用してあげないのでしょうか。

 堂々と(現状の合格者数を容認する内容の)8号議案に賛成された先生方が、就職に困っている新61期の修習生がいるのに、採用してあげないのであれば、無責任のそしりを免れないでしょう。

 執行部は、委任状の集計などにより、どなたが8号議案に賛成されたかご存じのはずですから、就職に困っている修習生に対し、その氏名を開示してあげたらどうですか?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です