体内時計

 何かの本で、人間の体内時計はおおよそ25時間周期であるというようなことを読んだ記憶があります。なんでも、全く時間が解らないようにして生活するという実験をすると、人間は次第に25時間を一日として生活するようになってしまうのだそうです。

 ところで、地球の自転周期は、ものの本によると、約23時間56分4.06秒くらいです。そうすると、25時間を1日と考えてしまう人間の体内時計とは、1時間と4分もずれてしまいます。その体内時計のズレを毎朝調整して生きているのが人間なのだといわれています。

 太古の昔から地球上で進化を続け、毎日毎日をほぼ24時間として生活してきたはずの人間の体内時計にしては、ちょっとズレが大きいような気がしませんか。

 この点、地球のお隣の惑星である火星の自転周期は、約24時間39分35.244秒なのだそうです。そうすると、人間の体内時計が1日と感じる25時間とは、わずかに20分ほどしか違いません。つまり人間の体内時計は、地球の一日とされる時間よりも、火星の一日とされる時間を、より一日に近いと感じるようなのです。

 そうすると、体内時計を基準に考える限り、なんだか人間の祖先が火星から来たのかもしれないと考えても、おかしくないような気もしますね。

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