法曹人口問題PTその4

 法曹人口問題PTが動き出しました。

 まず、会内の意見を推し量るために、アンケートを実施することが必要ということで、岸本由起子先生、西村隆志先生と共に、現在、私はアンケート作成班に参加しています。

 藤井薫先生のアンケート案の他、委員の方々のご意見も頂きながら、偏った質問にならないように、公正に意見を聞く内容にするために、結構な時間をかけてアンケートを作成しております。こういう活動をしていると自分の仕事をする時間がなくなっていくので、結構辛いのですが、この問題は弁護士全体の将来に関わることですし、放っておいても何の解決にもならないので、当事務所の他の弁護士の支援も受けながら、なんとか時間をやりくりしているところです。

 そこで、驚いたのが、アンケート班の作業に佐伯座長の他、上野会長や副会長の方々も顔を出して下さったり、討議に参加されたり等、相当積極的に参加して下さって、一緒に考えて下さることです。

 どうせえらい人は、若手にやらせるだけやないかと考えていた私にとっては、ちょっと意外でした。

 私としては、若手として意見を述べることが役目の一つと考えておりますので、「司法改革によるこの増員は、本当に国民の方々のためになるのか。結果的に経済界・富裕層のための司法改革になっているのではないか。法曹の質の低下の危険が既に現実化していることを知るべきだ。増員問題のひずみ(被害)は殆どが若手に押しつけられているが、えらい方々は、本当に若手の痛みをわかっているのか。」、などPT会議やアンケート作成班内で結構言いたい放題言わせて頂いています。無論、反論も受けますが、できる限り、おかしいと思うことはおかしいと述べているつもりです。

  アンケート案自体は、できるだけ多くの弁護士の意見を聞くことが目的ですから、可能な限り公平・公正に作っていったつもりです。

 アンケート案は、PT会議で承認されれば、5月上旬~中旬に、大阪弁護士会会員に配布される予定です。

 特に若手の弁護士の方には、法曹人口問題に関して意見を表明する一つのチャンスだと思います。

 もし大阪弁護士会の方で、当ブログをご覧になっている方がおられましたら、法曹人口問題について、問題があるとお考えの方も、そうでない方も是非真剣にお考え頂いて協力して頂けると助かります。

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