上野会長からの回答

 先日、大阪弁護士会上野勝会長に、法曹人口問題PTについて、質問をいたしましたが、その回答が上野会長より届きましたので、ご報告致します。

(以下回答)

2008年(平成20年)4月21日

弁護士 坂野 真一 殿
弁護士 加藤 真朗 殿
弁護士 冨宅  恵 殿
弁護士 吉村 洋文 殿
弁護士 久保 陽一 殿

ご 回 答

大阪弁護士会 会長 上 野  勝

 平成20年4月11日付の質問状に対して以下のとおり回答します。
 私は選挙の際の公約を実現すべく努力をしております。そのためには、会務の継続性に配慮することが重要であると考えております。
 このような観点から、公約を実現するためには前記のとおり司法法改革推進本部が昨年度4回開催した連続シンポジウムでの検討を踏まえる必要があると考え、本年4月1日の正副会長会議で法曹人口問題PTを設置しました。その検討結果を受けて法曹人口問題について会内合意を形成して外部に発信する必要があると考えております。
 なお、上記PTには若手の会員にも参加してもらうことを考えております。
 また、他方で幅広く会員の皆さまのご意見を聞くことも考えております。
 以上のとおり、会内合意形成を図るために弁護士会として必要な手続をふまえて、公約を実現するということを考えておりますので、ご理解をいただきますようお願いいたします。

以上

(回答ここまで)

 結局、私達の疑問である、法曹人口問題PTと大阪弁護士会の意見表明の関連等については、明確なご回答を頂けませんでしたが、それはPT内部で解るというおつもりなのかもしれません。会務の継続性についても、それが決議案提出を遅らせる理由になるのか、私個人にはよくわかりませんが、それもPTに参加すれば分かるということなのでしょうか。

 そうであるならば、PT内部での議論をできる限り公開し、幅広く会員全員で検討して頂く方法も考える必要があるように思います。その必要性をどのように実現するかは、PTを見てから判断しようと考えております。

 ただ、私の法曹人口問題に対する考えが正しいとは限りません。また、私は必ずしも大阪53期の弁護士全員の意見を代表している立場にあるわけでもありません。ですから、53期大阪の弁護士の方(もちろん他の期の方でも構いません)で法曹人口問題PTに、このような意見を伝えて欲しい等とご希望される方がおられるやもしれません。その際は、坂野まで直メール・FAXをいただくか、MLでお伝え下さい。

 頂いた、貴重なご意見をPTにあげていくつもりです。

 せっかく、物を言う機会ができたのですから、真剣に考えてみて、どうしてもおかしいと思うところは、「おかしい、改善すべきだ」と声を上げていきませんか?

 黙っていては、何も変わらないし、何も変えられないのだと思います。

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