第66期名人戦

 将棋の第66期名人戦が開幕しました。森内名人に、最強の挑戦者というべき羽生善治2冠が挑戦する注目のシリーズです。

 名人のタイトルを通算5期以上獲得すれば、永世名人の称号が得られます(ただし、原則として永世名人を名乗れるのは引退後とされています)。

 現在活躍中の棋士では、中原誠16世名人の他、谷川浩司九段が17世名人の永世名人資格保持者、現名人の森内名人が18世名人永世名人の資格保持者です。現役最強と称される羽生2冠は、現在名人位通算四期であり、この名人戦でタイトルをとれば、19世名人の永世名人資格保持者になります。

 現名人の、森内名人としても、簡単に次の永世名人を誕生させないことが使命とされるでしょうが、一方の羽生2冠も、かつて前人未踏の7冠王を達成したこともある現役最強と言っても過言ではない棋士です。

 私は、プロ棋士の指し手の意味などさっぱり解りませんが、天才中の天才達がしのぎを削るタイトル戦の観戦記を読むことは大好きです。ただし、最近の観戦記は、当たり障りのない観戦記ばかりで、おもしろみがないような気がします。

 川端康成の小説「名人」(ただしこちらは囲碁ですが)のような、その場の息づかいまで聞こえそうな観戦記があればいいのに・・・・と思ってしまいます。

 ちなみに、将棋の第66期名人戦は森内名人が第1局を制しています。

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