民事裁判においては、お互いが主張を出し合い、争点が明確になった時点で証人・本人を取り調べることがあります。
具体的には、まず証人を申請した方が尋問し、自分たちの言い分を述べます。これを主尋問といいます。
次に、相手方が、証人に対しておかしいと思う点や、証人の言い分のおかしな点を聞きます。これを反対尋問といいます。
再度証人を申請した側が尋問したければ、再主尋問、それに対する再反対尋問もあります。
今日は、弁護団事件で相手方の証人の取り調べがありました。相手方にとっては主尋問ですから、言わせたいことは相手方にとっては明確です。リハーサルもできます。
ただ、反対尋問をする側にとってはそうはいきません。証人も反対尋問に対しては、身構えて、素直に答えてくれない場合もあります。相手方の主尋問に問題はないか、証言に矛盾はないかなど、考えながらずっと相手の尋問を聞いていなければなりません。また、自ら尋問する場合も、かなりの緊張を強いられます。下手に質問すれば、墓穴を掘る危険もあるからです。
今日は一日で、4名の尋問があり、10:00からはじまって、終了したのは17:15くらいでした。
尋問時間中相当緊張していますので、終わると、ほっとします。ものすごいストレスを感じていたことが後で解ります。
弁護団事件だったので、一人で尋問するよりは、はるかにマシでしたが、正直言って、今日は疲れました・・・・・。