勉強会「ニワコでドン」

 以前のブログで、京大答練をご紹介しましたが、そこで私を指導してくれた坂口君が、紹介して入れて頂いた司法試験勉強会が「ニワコでドン」という変わった名前の勉強会でした。

 ある司法試験予備校の短答式試験問題を、みんなで頭をひねって解いて最高位を目指したり、論文答案をお互い批評し合ったり、口述試験対策も真夏にやったことを覚えています。司法試験予備校の短答式試験での名前は勉強会のオリジナルメンバーの名前を集めて「田木口ニワ子」としていたと思います(私はオリジナルメンバーではありませんでしたが)。

 「田木口ニワ子」の名前で、予備校が発表する成績では殆どいつも1位を獲得していたため、実在の人物だと思っていた受験生も多かったようです。私が合格後、司法研修所のクラスで「ニワコでドンという勉強会に入っていて、『田木口ニワ子』の成績を上げるためにみんなで、やってました」と話したところ、ある女性の修習生が「(田木口ニワ子が)絶対、実在の人だと思ってました。あんなに予備校の試験で点数がいい人でも合格できないこともあるんだから、自分も頑張ろうと思ってきたのに・・・・・・・。」と言われたこともあります。 つまりニワ子は、その方の合格までサポートしたのだということになりそうです。

 当時私は、勉強に行き詰まりかけていて、ニワ子の皆さんの素直で若々しい考え方が、歪みかけていた私の勉強方針を正してくれたと思っています。おそらく、この勉強会に参加していなければ私の合格はなかったのではないかとも考えています。メンバーもそれぞれ魅力的な方が多くて、本当に素晴らしい勉強会だったと自信を持って言えます。

 たまたま、近年メンバーの相当数が関西にいることが明らかになり、ニワ子を中心的な立場で支えてきてくれた谷口君、高橋さんなどの呼びかけで、同窓会が開かれました。私は東京出張の後、遅れて参加したのですが、幸い皆さんに温かく迎えていただき、旧交を温めることが出来ました。みなさん、変わっておられず、安心すると同時に、お腹の出てきた我が身を振り返ることになってしまいました。

 これを機会に、また交流をどんどん復活させようというお話も谷口君から出ており、今後も勉強会「ニワ子でドン」の仲間とさらに仲良くなれればいいなと思っています。

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