60期司法修習生 2回試験

 以前このブログでも書きましたが、司法試験に合格後、司法修習を経て、最後に司法研修所を卒業して法曹資格を手にするための試練が2回試験(修習生考試)です。

 昨年度の59期でかなり大量の合格留保者が発生したため、現在試験を間近に控えている60期修習生の方々は、かなりの緊張感で勉強をされていることと思います。聞くところによると来週より60期の2回試験が行われるということですが、きちんと修習をされてきた方であれば、特に問題はないと思います。法曹としての最低限度を満たしているかを検査するだけで、合格レベルを特に上げるわけでもないようですから、あくまで一定レベルを示せばいいのであって、99点を取っても100点を取る人が多ければ落とされる競争試験ではありません。

 私の場合、クラス担当の検察教官の「どんなに低空でも良いからとにかく飛んでいろ。しがみつけ。落ちさえしなければいい。変に高く舞い上がろうとするな。どうせたいした力はないんだから。」という励まし(指導?)を信じ、変に高く舞い上がろうとしないよう心がけました。

 また、あとで聞いたのですが、基本的には復習を十分やっておけば足りるそうです。実務修習では修習内容にばらつきがあるので、不公平にならないよう、2回試験ではこれまで一度出した内容(若しくはその類題や組合わせ問題)から出すことが多いとのことでした。

 私のクラスでは、検察教官の教えの成果がでたのか、幸い合格留保者が0で、打ち上げも非常に楽しい ものになりました。

 60期の皆さんのご健闘を祈ります。

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