司法特別演習B

 以前のブログでも、少し触れたのですが、関西学院大学法学部の秋学期において、司法特別演習Bとして、「ペットに関する法律問題」についての演習を行うことになっております。

 昨年度の秋学期は「株主代表訴訟」に関する講義、今年度の春学期は「M&A」に関する講義と、会社関係の法律問題について大学で解説してきました。しかし、今年の秋学期は、会社関係の法律問題は、ほかのパートナー弁護士にお願いすることにして、「ペット」に関する法律問題をテーマに選んだのは、次のような理由からです。

 これまで、動物、特にペットに関する法的問題については、さほど深く考えられてきたことはなかったように思うのですが、最近では、人間生活の中におけるペットの地位の向上は目覚ましいものがあります。そしてペットに関する法律問題についても、従来よりもはるかにその解決の必要性、重要性が高まりつつあるように思われます。特に海外に行ってみるとペットの地位は相当高いと思われる国が結構あるようです。

 以上の諸事情からすれば、最先端の法的知識の勉強も当然必要でしょうが、市民に身近な存在であるペットに関する法律問題について基礎的な知識を身につけ、基本的なペットに関する法律問題について自力で何らかの解決の指針を見つけられる力を養ってもらうことは、現代社会の市民生活に役立つことであり、大学法学部においてもそのような講座を開くことは十分意義があると思われるからです。

 また、私が結構、動物好きな性格であることも隠れた大きな理由かも知れません。おそらく、ニワトリ(チャボ)や、犬(紀州犬)を小さい頃に家で飼っていたことが影響しているような気がします。今でも、朝の出勤前に、8チャンネル「目覚ましTV」の「きょうのわんこ」のコーナーは、お気に入りで結構見てしまいます。

 演習なので、できるだけ活発に学生さんが議論できるように運営したいと考えております。 

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