Zoomを使った常議員会

2020年5月20日 0 投稿者: sakano

 新型コロナウイルスの影響で、大阪弁護士会の常議員会も休会になっていたが、感染予防策としてZoomによるネット参加を認める形にして、行われた。

 常議員会は、大阪弁護士会の方向性を決めるだけでなく、弁護士会員登録替えなどの決議も行っているため、あまりに休会を続けると問題が大きくなってしまうこともあるのだろう。

 私は、ネット会議用に注文したノートパソコンが届いていないこともあって、ネット参加ではなく実際に参加する方法をとったが、会議室では、椅子は一つおきに座るよう指示され、全員がマスクという結構異様な光景だった。通常だと常議員会議長・副議長、執行部(会長・副会長7名)は、会議室の前方にまとまって座っているのだが、感染予防のため一つおきに座らざるをえず、通常であれば常議員が座る席にも2名ほどの副会長が座っていた。

 私は、最初は、ネット会議なんて・・・と正直思っていたが、結論から言えば、音声はかなりクリアに聞こえたし、議論もできる。さらには、賛否を問うのに役立つ「手を挙げる」機能などもあって、意外に使えそうである。ただ、インターネット経由で発言する場合、発言者が画面いっぱいにアップになり、会場でもスクリーンに大写しになるのでそこがちょっと恥ずかしいといえば、恥ずかしいかもしれない。

 あともう一点、ネットに接続する際に、事務所の状況が少し映り込んでしまう場合もあるので、机の上が片付いておられない先生などは、それがちらほら見えたりすることが難点といえば難点か。

 それでも、技術の進歩でこのようなことが可能になるなど、私が子供だった頃から考えれば夢のよう時代になったのだろう。なにせ、私が子供だった頃は、父親が務めている事務所が自宅から200mほど離れていたが、電話代がもったいないという理由で、母親から伝言を頼まれ、何のための電話だよ・・・と、ぼやきながら伝言しに行ったこともある(そしてそのような時に限って父は不在だったりするのである・・・)。

 

 さらに、私が子供の頃の雑誌などに書かれていた未来予想には、面倒なことは全て機械がやってくれる世の中になって、人間は芸術など創造的な活動だけをやっていればいい世の中が来るなどというものもあり、子供心に大人になって働かなくて済むならいいな~と思ったこともあった。また漫画などでは、機械が進歩しすぎて人間が機械に支配される様子を描いたものもあった。ひどいのになると、イルカに占領されて支配をうけるというすごい予想もあり、イルカが尾ひれで直立して、銃を構えている挿絵が書かれていた記憶もある。

 さて現実は、どうだろうか。

 確かに技術の進歩により、仕事においても省力化が随分と図られるようになってきたのは事実だ。しかし、省力化が図られたはずなのに、忙しさは減っていないように感じるのはなぜなのだろう。機械による省力化によって余暇を楽しむというよりも、多くの人は、むしろ次第に生活に余裕とうるおいを失っていきつつあるような気もしないではない。

 みんなが同じ方向に向かっているので気づけないのかもしれないが、どこかで何かがずれているのかもしれないね。

サザンアルプス(NZ南島)

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