文科省も無茶言うなぁ~

2020年4月3日 0 投稿者: sakano

 私は、関西学院大学で非常勤講師をしているが、昨今の新型コロナウイルスの影響で、春学期は4月21日まで休校することになったと先日大学側から伝えられた。

 ところが、数日前、大学側から授業回数が減少した場合、補講授業、遠隔授業、課題研究などを通じて定められた学修時間を確保するようにと、文科省から「通知」が出されたので、それに従って対応せよとの連絡がきた。

 私の授業は、演習なので実際に問題を解いてきてもらって学生さんと問題について議論するのがメインの授業なので、遠隔授業や課題研究は到底無理である。もちろん補講は不可能ではないが、私も本業があるのでどこまでやれるか未知数というところだ。

 だから私は、今回の文科省の通知は、理想としてはわからんでもないが、無茶言うなぁ・・・という感が否めないのだ。

 思い起こせば、文科省は、共通一次(後のセンター試験)を導入して偏差値による輪切りを進行させたり、ゆとり教育で国民の全体的な知的水準を低下させたり、大学の自治を弱めたり、鳴り物入りで始めた法科大学院も半数以上がつぶれる、法曹コースも中身の検討も追いつかない段階で導入だけ決めて大学側に丸投げしているなど、私から見れば、ろくなことをやってくれたためしがない。

 文科省は、机上の空論を振り回し現場を見ていないのではないかと痛感することも多いのだが、上記の失敗について誰かが責任を取ったという話はトンと聞かない。

 それでも大学側は、散々振り回されていながら、文科省に頭が上がらないように見える。教育を仕切る側のトップが自分達の失敗に責任も取らない人の集団でありながら、未来を担う子供たちが良き社会人に育つとは思えない。仮に育ったとしたら、それは、文科省の手柄ではなく、ほとんど個々人の努力の成果ではないかと、ひねくれものの私などは思ってしまうのだが。

夜行列車の車窓から

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