日弁連代議員会はこんな感じ~その7

2020年3月25日 0 投稿者: sakano

 参考資料記載の副会長候補者のうち、一人だけはどうしても出席できない事情があったということで、後日当選を通知して、就任承諾書を提出してもらう形を採るというお話であった。

 少なくとも私が、出席してきた日弁連代議員会では、日弁連副会長に選出される晴れの舞台でもあるので、多少無理してでも副会長候補者は出てきているように思えたが、よほどの事情があったのだろう。議長も、どうしても出席できない状況があるとのことで・・・としか説明しない。新型コロナウイルスが蔓延している状況だけに、ちょっといけない想像をしてしまった。

 次の議題は日弁連理事の選任だ。  これも前もって、選挙によらないで選任されるようになった場合の参考資料と注意書きがなされた事前配布の候補者名簿がすでに代議員会開催の1週間前に日弁連事務総長からファックスで送付されている。

 執行部の説明によると、少なくとも各単位会か1名以上を選ぶため、定員71名を割り振りして事前の参考資料として配布しているとのことであり、従来の選出方法だと議長指名で選任する方法がとられてきたとのこと。  事前配布の理事候補者名簿を見ると、確かに全単位会から1名以上が候補者として挙げられているようだ。

 例外的に複数の理事候補者が出されている弁護士会は次の通り  東京(8名)、第一東京(4名)、第二東京(3名)、大阪(4名)、兵庫県(2名)、愛知(2名)、福岡県(2名)、札幌(2名)だ。

 昨年の割り振りは捨ててしまって覚えておらず、これが毎年の定員なのか、各弁連で微妙に調節されているのかは私にはわからない。ただ、会員数の多い単位会は上から順に東京(会員数8496名)・二弁(5601名)・一弁(5482名)・大阪弁(4657名)なので、微妙に会員人口比と合っていない気もするが、私には理解できない伝統やら、しきたりやら、があるのだろう。  

今年の最も若い期の理事候補者は59期、もっとも古い期の理事候補者は32期のようだから、弁護士として、大体14~15年選手にもなれば、日弁連理事になる人も出てくるという感じだろうか。

 議長が、従前の選出方法は執行部説明の通りだが、選出方法につき、いかがいたしましょうかと会場に問うと、またも、間髪入れず「議長!」の声。

 そもそも、規程第4条1項には、「役員の選任は選挙による」と明記されているので、「いかがいたしましょうか」と会場に聞くほうがおかしいのだが、もちろん執行部は選挙を行う気などさらさらない。

 完全にセレモニーと化しているが、やはり動議である。

 内容は、ほぼ同じなので割愛するが、選挙によらず事前配布の候補者を議長が指名することで選任とする方法を取るよう動議を出すとのこと。

 日弁連の役員選任規程第4条には、選挙の方法等が記載され、第6条にはこんな投票は無効票になるよ、という例示までしているのだが、可哀そうに完全に空文化・死文化しているのが、なんだか泣ける。

 忘れていたが、多分理事の選任議案討議中に、議長席から本日の出席者数の発表があった。13:30時点で、本人出席240名、代理出席(委任状を出した人)326名とのことだった。だとすると会場に設置された椅子の数は十分余裕をもって設定されていたということになる。

 動議の採決のために、また日弁連職員を動員して議場閉鎖が行われ、動議はあっさりと可決される。そして、議長が参考資料登載の候補者を指名して、理事の選任は終わりだ。

 あとは監事も、選挙管理委員会もつつがなく動議が出て、従来通りの選出がなされた。

 その後、日弁連理事当選者のうち一人の方が、理事を代表してご挨拶をする(これも恒例になっている)。

 ラス前に、議長が指名して次期日弁連会長の荒先生がご挨拶をする。いろいろあったが、選挙の後はノーサイド、と確かおしゃっておられたと記憶するので、多分主流派が選挙で割れたことについて相当気にしておられるのではないかと推察された。

 最後は、会長があいさつして終わりだ。  時計を見るのを忘れていたのだが、多分、14時過ぎには代議員会は終わったと思う。

 一度、日弁連代議員になってみて、日弁連副会長選出者の大半がいかに嬉しそうにしているかということが見られたり、日弁連が多くのしがらみの中で旧態然とした方法を取り続けていることを実感できるという点では、多少の意味があるのではないかなと思ったりもする。

 なお、日弁連代議員に立候補して選出されるには、大阪弁護士会の場合、立候補届と同時に選挙公営費用として2万円の予納が必要だが、先日大阪弁護士会から精算金を振り込むとの連絡があった。

 選挙費用として用いられたのは選挙公報の負担分295円だけだった。

(この項終わり)

機上の夜明け(ルフトハンザ機にて)

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