職業講話について~2

2020年3月2日 0 投稿者: sakano

 弁護士の仕事の他に、どうやれば弁護士になれるのかについても、もちろんお話しする。  その中で、私が中学校や高校のときに取っていた勉強方法や、心構えなどについても触れたりする。

 例えば、今日やることを紙に書き出し、一番面倒だと思うことから片付けていくことなどは、生徒さんの感想では、そうだったのか!という反応が多い。

 確かに人間の心理としては、面倒なことを一番最後に回したくなるのだが、私の経験上、それだと効率が悪い。  つまり、やるべきことがABCDと4つあり、Aが「一番面倒だ」、「やりたくないな~」と感じるのであれば、もちろん例外はあるが、一般的にいえばAから取りかかるべきなのだ。

 なぜなら、Aを後回しにすると、BCDを片付けている間も、「あ~あとでAをやらなきゃな」という気持ちをどこかに抱いたままでの作業となる。もちろん集中しにくいし、BCDと片付けていく内に、だんだん一番嫌なAに取りかからなければならなくなるときが近づいてくる。その気分も嫌なものだ。そして、BCDと作業をこなして、疲労した上で、一番面倒なAに取りかからなければならなくなるから、気分的にも体力的にも前向きになりにくいのだ。  そうなると、何らかの理由をつけて明日に延ばそうとする弱気が出てくる。

 【「明日やろう」は、馬鹿野郎】と誰かが言っていたが、それはおそらく本当だろう。

 これに対し、Aからやってしまうと、一番元気があるうちに、一番面倒な仕事に取りかかれるのだから、意外に早く済む可能性も高いのだ。さらに、Aという大きなヤマを乗り越えれば、仕事の調子も上がって、BCDもあっさりと片付けられる可能性も出てくる。もちろん、あとに控える方が楽な仕事なのだから、気も楽になって気分的にも楽なのだ。

 金沢でいくつもの賞を取っておられる、建築家さんとお話しする機会があったが、その方も同じように考えて仕事をされていると仰っていた。

 このようなことも、どうやら、学校ではなかなか教えてくれる機会がないらしい。  職業講話には、大人の知恵をさりげなく授けてあげられるという、意外なメリットもあるように最近は思い始めているところである。

なにか似てる?~コペンハーゲンで撮影(と思います)

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