法律相談で~2008年11月25日投稿

2020年3月2日 0 投稿者: sakano

 私は、法律相談を行うとき、相談に来られた方が、相談に来た時よりも少しでも、気が軽くなってお帰り頂きたいと考えて相談を行うように心がけているつもりです。

 ところが、やはり相手のあることですから、必ずしもそう、うまくいくとは限りません。

 弁護士にとって困る方々としては、①こちらが事情を把握しようと質問しても無視して自分の言いたいことだけを言い張る方、②こちらが相談者の質問に対して回答している途中で話の腰を折って自分の言いたいことばかり言いつのる方、③こちらの回答の都合の良いところしか聞かない方、④自分の思うような回答が出ない、若しくは意に添わない回答をすると怒り出す方、等がいらっしゃいます。

 ①のような方では、弁護士が判断に必要な事情が把握できないので、弁護士としても回答の出しようがありません。相談者の方が重要だと思っていることが実は重要ではなく、他の点に重要な問題がある場合も多いのですが、①のタイプの方は、なかなか解ってくれず、お話しが進まない結果になることもあります。

 ②のような方は、弁護士が事情を把握した上で説明を始めているのに、その説明を聞いてくださらないのですから、こちらとしても非常に困ります。「説明途中だから最後まで聞いて下さい」とお願いして話すのですが、それでもすぐに説明途中で自分の主張を言い始められるので、結局筋道だった回答ができない場合もあり得ます。

 ③のような方も、弁護士としては辛いところがあります。「この問題は~~というリスクがあるが、○○という条件で、△△の部分がうまくいけば××の結果が出せる可能性があります。」と説明しても、××の結果が出せるという部分しか聞いてくれず、弁護士が××の結果が出せると言った、等と事実と異なることを言われたりします。

 ④の方は、無料法律相談のリピーターに多いタイプです。自分の思うような回答が出ないとしても、それは、現行法上、やむを得ない場合もあるということを理解して下さらず、おかしいと怒り出されるのです。私が相談者に対しておかしいことをしたわけでもないのですが、そのような方はまるで、その問題を私が引き起こしたかのように怒り出される方も希にあり、こちらも嫌な思いをさせられます。

 そのような方々であっても、なんとかお分かり頂くようにお話ししているつもりですが、あまりにお分かりいただけない場合は、もはやコミュニケーションが取れないので、「少しでも気が楽になってお帰り頂く」という目標が達成できない場合もあります。

 全てのかたに、分かって頂けるような魔法のような説明が出来ないか、時々考えてしまいます。

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