竜王戦挑戦者交代~将棋~2016年10月13日掲載

2020年2月5日 0 投稿者: sakano

 将棋のプロ棋士である三浦弘行九段が、挑戦者に決定していた竜王戦に出られなくなった。

(朝日新聞デジタルより)

 日本将棋連盟は12日、15日に開幕する第29期竜王戦七番勝負(読売新聞社主催)で、挑戦者の三浦弘行九段(42)が出場しないことになったと発表した。対局中、スマートフォンなどに搭載の将棋ソフトを使って不正をした疑いもあるとして、説明を求めたという。連盟は、期日までに休場届が出されなかったため、12月31日まで公式戦の出場停止処分とした。

(引用ここまで)

 三浦九段といえば、羽生善治さんが将棋タイトルの全てを独占して七冠王になっていたときに、その一角を初めて崩し羽生さんからタイトルを奪取したことで有名だし、現在でも順位戦では最高位のA級に所属している。「武蔵」との異名をとる棋士で研究熱心でも知られている。

 もちろん、三浦九段本人は、将棋ソフトの利用を否定している。

 出場停止処分の理由は、期日までに日本将棋連盟に対して、休場届を出さなかったことのようだが、それで年内いっぱいの出場停止処分を課されるだけの重い罪にあたるのだろうか。ここまで重い処分をするのであれば、日本将棋連盟は確たる証拠を握っているのかもしれないが、仮にそうでなかった場合、三浦九段に将棋ソフトを使用していなかったと証明しろというのは、ないことの証明を求めるものだから悪魔の証明であり、実質的には三浦九段に不可能を強いるものであろう。

 概して、事情聴取や尋問について、一般の方は不慣れである。対象者の体験した事実を聞かなければならないのに、自分の意見を述べて「そうではないか」と詰め寄ることが多い。

 私は、某地方公共団体の100条委員会に呼ばれた方の補佐として、100条委員会に出たこともあるが、市会議員達は自分の意見、例えば「こう考えるのが自然ではないか」と述べた上で、「そうではないのか」と詰め寄ったり、「私はこう思うが、どう思うか」等と意見を求めたりする質問が95%以上で、事実を聞こうとする質問はほぼ皆無に近かった。

 民事事件で、何度止めても、どうしても尋問したいと述べる当事者にやむを得ず尋問してもらったこともあるが、結果的には、やはり自分の意見の押しつけに終始した。

 三浦九段に対する、日本将棋連盟の事情聴取は果たして、きちんとなされたのだろうか。

 私は、確たる証拠がない限り、プロ棋士としての矜持をお持ちであろう三浦九段を信じたい気持ちなのだが。

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